2013年3月下旬
道端の電線に猛禽類が止まっていました。
飛び立つシーンをハイスピード動画に撮ろうかどうしようかと、迷っていると…。
鳥はおもむろに羽ばたき、飛び去るのではなく車道を挟んで地面に降り立ち、何か獲物を狩りました!
狩りの決定的瞬間を撮り損ねてしまったのは、痛恨のミスです…。
(映像はここから。)
道端から獲物を掴んだまま、鳥は飛び立ちました。
雪の積もった田んぼの上を低空飛行で横切り、近くの雪道にすぐ着陸しました。
必死に流し撮りした飛翔シーンを1/5倍速でスロー再生すると、翼の下面が白く、前の中央が黒いことなどからトビではなくノスリ(Buteo japonicus)と判明しました。
脚に掴んでいる獲物は残念ながらスローモーションでもよく見えませんでした。
死角に入ったので慌てて私も走って移動し、撮影続行。
ノスリは農道横の雪の上で獲物を啄んでいるようです。
またすぐに飛び立ちました。
獲物は既に食べ終えてしまったようで、今度は鉤爪に何も運んでいません。
遠くへ飛び去り、潅木の枝に着陸しました。
ピッキオ『鳥のおもしろ私生活』p134によると、
ノスリの主食はネズミ類で、木に止まっているときもよく地面をじっとみつめている。 冬には山の森から出ていくノスリもいる。こうしたノスリたちは、低地のひらけた農耕地や、丘陵地の雑木林で冬を過ごしている。
※ たまたま犬の散歩に来た通行人のプライバシーに配慮し、スローモーションの一部にボカシを入れてあります。
YouTube動画エディタで登場人物の顔の部分だけにモザイクを入れるオプションはうまく機能してくれませんでした。
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