2012年7月下旬
ドクダミの群落で白い花が咲き乱れ、様々な昆虫が訪花していました。
マルハナバチにベーツ擬態するハナアブは何種類か知られていますが、これはフタガタハラブトハナアブ♂です。
腿が黒く太い点も印象的でした。
図鑑『札幌の昆虫』p214によると、
フタガタハラブトハナアブ♂の腹部第2節後半と胸背中央に黒色毛による横帯がある。採餌行動までそっくりで、マルハナバチ♀による回転集粉をゆっくりした動きで口吻を伸ばし花蜜や花粉を舐めていました。
【参考】擬態のモデルと思われるオオマルハナバチ♀が同じ日にドクダミの花で回転集粉する動画を公開しました。ただしこれは行動擬態というよりも、この構造の花で効率良く採餌・摂食しようとしたら同じ動きに収斂するのは当然かもしれません。
擬態していない別種のハナアブがドクダミの花でどのように食事をするか観察すれば謎解きのヒントが得られるでしょう。
食後は身繕いしてから飛び立ちました。
複数個体を撮影。
顔 |
顔 |
側面 |
0 件のコメント:
コメントを投稿