2012年7月中旬
岸辺の下草をちょろちょろと徘徊するアオバアリガタハネカクシを発見。
茎を伝って地面に降りそうになる前に、茎をトントン叩くと上に引き返しました。
ここは先日、トノサマガエルがアオバアリガタハネカクシを捕食直後に吐き出す様子を撮影した池です。
小さいのに触れると皮膚が激しくかぶれるので、厳重な注意が必要です。
日本の山中ではオオスズメバチと双璧の危険な毒虫ですけど、見ている分には綺麗な警戒色です。「触るな危険!」
綺麗な薔薇には刺がある。
綺麗な虫には毒があ…りそう。
一度存在を意識するようになると、その後もあちこちで見つけることが出来ました。
次回は飛び立つ様子を観察してみたいものです。
『ポケット図鑑4昆虫』p104によると、
羽がないように見えるが、小さな前羽の下に大きな後ろ羽を隠していて、よく飛ぶことができる。(中略)明かりに飛んでくることもある。
【追記】
『化学で勝負する生物たち―アレロパシーの世界〈1〉 (ポピュラーサイエンス)』によれば、
(アオバアリガタハネカクシは)トビムシ類、ユスリカ類(幼虫は魚釣りの餌でアカムシという)を餌として、また簡単には胡瓜を餌としても飼育できるらしい。5〜8月頃卵を100個ぐらい生み、3〜13日で孵化し、1ヶ月土中に潜った後成虫となる。 (p124より引用)こんな危険な毒虫を飼う人がいるとは驚きました。
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