熟柿を採食するニホンザルの群れ
2012年1月下旬
雪が激しく降りしきる中、野生ニホンザル(Macaca fuscata)の群れが山からまた里に下りてきました。
群れには白猿もいます。
民家の裏にある柿の木に数頭の猿が登り、熟した果実を採食していました。
猿は枝から枝へ身軽に移動し、枝ごと折って柿の実を食べます。
食べながら枝や余分な実を無造作に捨てて落としました。
子猿をおんぶした母猿も食べ放題に参加。
母親の背にしがみついた子猿も真似して自ら手を伸ばして柿をもぎ取る様子が微笑ましい(@2:32)。
今年は雪が多く、食料の少ない山で厳しい冬を生き延びるために猿達も必死です。
激しい雪のためよく見えませんが、頬袋一杯に果実を詰め込んでいることでしょう。
ときどき聞こえる「キキキキッ、キーキー♪」という猿の騒ぐ声は近くの広場で喧嘩する個体の鳴き声だと思います。
餌が豊富なためか、柿の樹上では食べるのに夢中で喧嘩にはなりません。
こうしたご馳走にありつけるのは、群れで上位の個体だけなのだろうか。
一番右の枝に居た個体は発信器付きの首輪をしています(@0:55)。
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隣の猿はよく柿食う猿だ |
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