除雪された車道を渡るニホンザルの群れ
2012年1月上旬
山から下りてきた野生ニホンザルの大群が雪原を三々五々に遊動し、続々と車道を横断して行きます。
子連れの猿が何組もいます。
母猿が子猿を腰に背負って運ぶおんぶ型が主流でした。
一組だけ、母猿の腹にしがみ付いている(ぶら下がっている)子猿も映像に残っていました。
甘えん坊あるいは少し成長の遅い子猿なのかもしれません。
猿は互いにときどき静かな声で鳴き交わしています。
電波発信器付きの首輪を付けた母猿もいました(喉元に黒い小箱が見える)。
どうやらこの群れで追跡用の首輪を付けられている猿は何頭もいるようです。
車道から動画を撮るのに必死で、群れが何頭いたのかカウントする余裕がありませんでした。
かなり大きな(数十頭)群れが雪原の広範囲に散開しつつ、全体が徐々に遊動していました。
雪原や車道を横断するルートも特に一列に決まっている訳ではなく、ボスに統率されているような印象は受けませんでした。
大隊、中隊、小隊のようなサブグループに分かれているのだろうか。
観察を続けて群れの個体識別ができるようになったら楽しいだろうなー。
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