2026/03/23

ハルザキヤマガラシの花で吸蜜するウスバアゲハ

 

2024年5月上旬・午前10:50頃・くもり 

道端に咲いたハルザキヤマガラシの小群落でウスバアゲハ(別名ウスバシロチョウ;Parnassius citrinarius)が訪花していました。 
翅を広げたまま口吻を伸ばして吸蜜しています。 
腹端に交尾嚢が見えず、性別不明です。 

横の車道をバイクが通り過ぎると、ウスバアゲハは驚いて飛び去ってしまいました。 


2026/03/22

雪山のスギ林で厳冬期の夜に活動するニホンノウサギ【トレイルカメラ:暗視映像】

 

2025年1月上旬〜2月下旬 

シーン0:12/19・午後13:55・降雪・気温9℃(@0:00〜) 
里山でニホンカモシカがねぐらとして使っているのではないか?と思い込んだ場所があり、どうしても確かめないと気が済まなかったので、自動センサーカメラで見張っています。 
雪が積もったスギ植林地の端で、画面の右上奥にはカラマツの植林地が広がっています。 
画面の手前から奥に向かって斜面が登っています。 


ニホンノウサギLepus brachyurus angustidens)の登場シーンをまとめました。 


シーン1:1/8・午後21:26・降雪・気温-3℃(@0:03〜) 
年が明けて雪の降る晩に、冬毛のノウサギが左の斜面を奥に登って行く姿が写っていました。 


シーン2:1/15・午前2:41・降雪・気温-1℃(@0:30〜) 
ちょうど1週間後の深夜未明に、ノウサギが雪山のスギ林を左から右へトラバースするようにゆっくり通り抜けました。 


シーン3:1/16・午後17:45・気温-4℃(@0:38〜)日の入り時刻は午後16:48。 
日がとっぷり暮れた晩に、スギ木立の間を右から左へノウサギが走り去りました。 
1/3倍速のスローモーションでリプレイ。 

手前の雪面が凸凹に荒れているのは、おそらく樹上から落雪した直後なのでしょう。 
雪面に足跡は残っていません。 


シーン4:1/27・午前2:27・気温-3℃(@0:47〜) 
手前の斜面を右から左へトラバースするように、冬毛の真っ白なノウサギが駆け抜けました。 
雪面は凍結していて、ノウサギの足がまったく潜りません。 

ノウサギは左奥の斜面で立ち止まると、落葉灌木の枝先の匂いを嗅ぎました。 
この後に枝先を食べたかどうか、映像ではよく分かりませんでした。 
その後は座り込んだまま休んでいます。 
長い耳だけ動かして左右を警戒しています。 
やがて俯いて、毛繕いを始めたようです。 


シーン5:1/27・午前2:32(@1:33〜)
 3分後に、ノウサギはようやく立ち上がると、雪山の斜面を奥へ登り始めました。 
すぐに立ち止まると、落葉灌木(または蔓?)の樹皮をかじっているようです。(匂いを嗅いだだけ?) 
最後は左に立ち去りました。 


シーン6:2/27・午後17:55・気温0℃(@2:17〜)日の入り時刻は午後17:33。 
ちょうど1ヶ月ぶりに、監視カメラが起動しました。 
今季は記録的な大雪が積もり、1ヶ月で雪面がかなり上昇していました。 
その結果、奥のスギ並木がまったく写らなくなりました。 

日没後の晩に、ガリガリに凍った雪面を手前から奥に2羽のノウサギが続けて駆け抜けました。 
縄張り争いなのか、繁殖期の求愛行動や♂同士の♀をめぐる争いなのかな? 
1/3倍速のスローモーションでリプレイ。
私には性別が見分けられないので、行動の解釈ができません。

この後は、スギの幹に固定してたトレイルカメラが雪にほとんど埋もれそうになり、野生動物は何も写らなくなりました。 


シーン7:3/13・午前0:27・気温3℃(@2:39〜) 
3月も中旬になると里山の雪がだいぶ溶けて雪面が下がり、奥のスギ林が見えるようになりました。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 


【考察】
スギの植林地なんてノウサギにはほとんど価値がない場所で、来る理由がないと思っていたのですが、結構トレイルカメラに写っていました。
厳冬期の食事シーンがしっかり撮れなかったのが残念です。

この地点でキツネがうろついていたのは、獲物のノウサギを探し歩いていたのかもしれません。

関連記事(同所同時期の撮影)▶ 雪山のスギ林をうろついて獲物を探すホンドギツネ【トレイルカメラ:暗視映像】 


つづく→

カキノキ樹上で熟果を食べながらライバルのヒヨドリを追い払うカラス【冬の野鳥:トレイルカメラ】干渉型の種間競争

 



2024年12月下旬・午後14:25頃・晴れ・気温8℃・冬至の日。 

トレイルカメラを90°傾けて固定し、細長い樹形のカキノキの全体を監視できるようにしました。 
いわゆる縦型動画です。 
タブレットやスマホなどのモバイル機器で試聴している方は、ご自分で画面を回転してご覧ください。 
 PCのブラウザで視聴していてメンタルローテーションに苦労する人は、お手数ですが、画面を90°回転した状態で動画を再生できる拡張機能を導入してみて下さい。 
(記事の最後に掲載した【おまけの動画】を参照) 


すると早速、野鳥が写っていました。 
2羽のハシブトガラスCorvus macrorhynchos)がカキノキの樹上と下の雪面に1羽ずつ来て採食しています。 
3羽のヒヨドリHypsipetes amaurotis)も続々と飛来して、左隣の落葉アンズ樹上に留まりました。 
果実食性のヒヨドリはカキノキ樹上の熟果を食べたいのにカラスが怖いらしく、アンズとカキノキとアンズの枝を行ったり来たりしています。 
しばらくすると、カキノキ樹上で採食していたカラスが、上の枝(カキノキ樹冠部)に来ていたヒヨドリを追い払いました。(@0:50〜) 
餌資源を巡る占有行動です。(干渉型の種間競争) 
攻撃的に激しく追い払うのではなく、軽く威嚇・牽制する程度でした。
逃げたヒヨドリ?は、左隣りのアンズ樹上に避難して、順番待ちをしています。 
(カキノキの梢に留まってちゃっかり採食を続ける個体は、見えにくいのですが、ヒヨドリではなくカラスだと思います。) 

その間、地上の雪原で落柿を拾い食いしているカラス個体がいます。 
ヒヨドリは地上に降りたがらないため、落果はカラスが争わずして独り占めできます。 


※ 鳴き声が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


【考察】 
ニホンザルの群れがカキノキで採食中はライバルのカラスを追い払いますが、猿がいなければカラスがヒヨドリを追い払います。
つまり、カキノキを巡る力関係は、ニホンザル>カラス>ヒヨドリという序列になります。

不思議なことに、これまでヒヨドリが単独(または群れ)でカキノキに来て大好物の熟柿を食べるシーンをトレイルカメラで撮れたことがありません。 
もしかすると、カラスよりも小さいヒヨドリには、トレイルカメラのセンサーが反応しにくいのかもしれません。 
それとも、怖いカラスが常に見張っているせいで、ヒヨドリはなかなかカキノキに近づけないのでしょうか。


 

↑【おまけの動画】 
同じ素材の縦型動画を動画編集で90°回転したバージョン(横型動画)です。 
回転修正した結果、見やすくても動画の画質が落ちてしまったので(画面を縮小したので情報量が減った)、ブログ限定で公開しておきます。 


つづく→

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