2020年9月上旬・午前9:40頃・晴れ
山間部の峠道を私が歩いていると1匹のハエが飛来して、私の左手の甲に乗ってきました。
長い剛毛が針のように密生する寄生性ハリバエの仲間だと思うのですが、これまで見たことのない種類でした。
口吻を伸ばして私の汗ばんだ手を舐め始めました。
ヒトの汗に含まれる塩分や皮脂などのミネラル成分を摂取しているのでしょう。
接写したいのに、影にならないようにレンズをハエにそっと近づけるのが難しかったです。
横の車道をバイクが通り過ぎたら、ビロウドハリバエはブーン♪という羽音を立てて飛び去ってしまいました。
幸いすぐに舞い戻ってきてくれて、今度は汗舐め行動をしっかり観察することができました。
私の左手中指の甲の汗を口吻で舐めています。
午前中から炎天下で汗ばんでいるのがよく分かります。
左手の甲を歩き回り方向転換しながら私の汗を美味そうに舐め取ってくれました。
しぐま汁を堪能したハエは、自発的に飛び去りました。
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