2022/08/16

山中の池から岸に上陸したアズマヒキガエル【トレイルカメラ】

 

2022年6月下旬・午後12:00頃・晴れ・気温23℃ 

山中の水場にやって来る野生動物を監視するために今季も無人センサーカメラ(トレイルカメラ)を設置してみました。 
動画の冒頭から画面の左下隅に鎮座している黄土色の塊がアズマヒキガエルBufo japonicus formosus)です。 
どうやら池から岸に上陸したばかりのようです。 
そもそも変温動物のヒキガエルに対してどうしてトレイルカメラが反応できているのか不思議です。
残念ながら顔が見切れてしまっていますが、体表がゴツゴツしています。 
やがてゆっくりと此岸の崖を登り始めました。
関連記事(約8か月前の撮影)▶  
大雨の朝に水場の岸を登るアズマヒキガエル【トレイルカメラ】 
雨の日に池の岸をうろつくアズマヒキガエル【トレイルカメラ】
この池で晴天時にヒキガエルが登場したのは初めてです。 
梅雨時だからでしょうか? 
春の繁殖行動(いわゆるカエル合戦)や産卵を記録しそびれてしまったので、来季の楽しみです。

新しい機種のトレイルカメラを導入したら、撮影日時だけでなく気温や月齢などの情報も動画に書き込まれるようになって便利です。

2022/08/15

左の翼から出血したカワラヒワ♂の謎(野鳥)

 

2022年6月中旬・午後13:45頃・晴れ 

郊外の新興住宅地で路上(車道)に居たカワラヒワ♂(Carduelis sinica)が近づく私を警戒し、路肩に移動しました。 
左の翼を少し持ち上げ、肩口を頻りに羽繕いしています。 
羽繕いする嘴の先端が赤く染まっているのが気になります。 
どうやら左の翼から出血しているようです。 
両足を揃えてピョンピョン跳んで前進する際に、両肩は左右対称でした。 (素人目には、左の翼が不自然に曲がっている?)
てっきり私は左翼が骨折しているのかと初めは思いました。 
走行車と衝突事故を起こしたのか、それとも民家の窓ガラスに激突したのでしょうか? 

私が動画を撮りながらそっと近づくと、カワラヒワ♂は慌てて飛び立ち、右折して逃げました。 
飛翔シーンを1/5倍速のスローモーションでリプレイ。 
意外にも飛翔能力に問題は無さそうと分かり、拍子抜けしました。 

もしかしてチドリがよくやるような偽傷行動だったのかな?
つまり、すぐ近くに自分の巣や巣立ち雛がいて、私の注意をそこから逸らすために親鳥がわざとらしく怪我をした演技をしていたのでしょうか? 
しかしカワラヒワが偽傷行動するという話は聞いたことがありません。 
血を流していたということは禁断の自傷行為になり、あり得ないでしょう。
ちなみに海外では吸血性のフィンチが知られています。(ハシボソガラパゴスフィンチ

最後に思いついた仮説は、吸血性の体外寄生虫です。 
左の翼で吸血していたマダニ?をカワラヒワ♂が取り除いて捕食したのかもしれません。

2022/08/14

川の護岸で夜な夜な餌を探し回る野ネズミ【暗視映像:トレイルカメラ】

 

2022年6月中旬〜下旬

川辺りのコンクリートブロックが敷き詰められた護岸を行き交う野生動物をトレイルカメラ(無人センサーカメラ)で監視しています。 
夜な夜な野ネズミ(ノネズミ)が出没するので、10日間の暗視映像記録をまとめてみました。 
夜行性の野ネズミが餌を探し歩いているのでしょう。 
素人に個体識別は難しく、同一個体の野ネズミが繰り返し写っているのか、それとも複数個体が写っているのか、不明です。 
一度に複数個体が同じ映像に写ることはありませんでした。 
アカネズミなのかヒメネズミなのか、映像で見分けられる方がいらっしゃいましたら、教えてください。 

現場は河畔林の林縁で、緩やかなスロープには雑草や灌木が繁茂しているために、古びたコンクリートブロックがほとんど見えなくなっています。 
河畔林の落葉が長年堆積して腐葉土となり、川が増水した際に土砂が被ったりして、コンクリート護岸の表面には土壌が薄く形成されているのです。 
川はカメラのすぐ背後を左から右へ流れています。 

シーン1:6/11・午後20:13 
画面の右下を右に向かって(下流へ)走り去りました。 
赤外線の暗視映像では野ネズミの目だけが白く光って見えます。 


シーン2:6/11・午後21:20(@0:05) 
画面中央に見えるフキの丸い葉の左から左下に向かって移動しました。 


シーン3:6/12・午前0:29(@0:14) 
雨上がりでカメラのレンズがやや曇っています。 
フキの葉の左隣りに野ネズミが佇んでいました。 
フキの葉の下をくぐって右下へチョロチョロと徘徊。 


シーン4:6/13・午後20:18(@0:55) 
画面の左端にすぐ消えました。(川上へ移動) 


シーン5:6/16・午後20:58(@1:05) 
画面中央やや上の草むらから土手を右上に登りました。 
下草の隙間から野ネズミの光る眼だけがチラチラと移動して見えます。 


シーン6:6/16・午後21:08(@1:28) 
画面中央から右上に向かって土手を登って行きます。 


シーン7:6/17・午前2:19(@1:53) 
画面右を右下に向かって駆け下りました。 


シーン8:6/18・午後20:37(@2:01) 
画面右上の土手の緩斜面の草むらが揺れ、野ネズミが隠れて何かしています。 (採食?)
ゆっくり左下へ降りて来ました。 
途中でフキの葉の下をくぐり抜け、手前に生えたケヤキの葉の死角を抜けて画面左端へ姿を消しました。 


シーン9:6/19・午後20:01(@3:04) 
画面右端から左下に護岸のスロープをピョンピョン降りて来ました。 
途中でなぜか大跳躍を披露してくれました。 
障害物を飛び越えたり何かに驚いたりした訳では無さそうです。 
最後は画面の左で護岸を上に登り返したようです。 
大ジャンプのシーンを1/3倍速のスローモーションでリプレイ。(@3:24) 


シーン10:6/20・午前1:07(@3:40) 
画面中央から右下へチョロチョロと草むらを深夜徘徊。 


シーン11:6/20・午後19:38(@3:57) 
画面左を下に向かって移動。 
草むらに隠れてすぐに見失ってしまいました。 

シーン12:6/21・午前0:50(@4:08) 
画面中央から右に草むらを移動。 


シーン13:6/21・午後19:50(@4:20) 
画面左端の草むらを左へ徘徊。 


シーン14:6/21・午後22:26(@4:29) 
下草に覆われたコンクリート護岸を左上から下に降りて来ます。 
野ネズミの1対の白い目だけが草むらの隙間からチラチラと光って見えます。 



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