前回の記事:▶ 夜の水場に飛来するコウモリ【トレイルカメラ:暗視映像】
2021年10月中旬
里山の水場に夜な夜な飛来するコウモリが無人センサーカメラ(トレイルカメラ)に写っています。
1週間分の暗視映像をまとめました。
コウモリの登場時刻はまちまちです。
森の中や池の周囲を飛び回り、獲物となる昆虫を探索しているのでしょう。
気温が下がる秋の夜は虫があまり飛ばない気がしますが、この機種は動画モードの際に気温のデータが記録されないのが残念です。
カメラの存在に慣れてきたのか、コウモリはときどき池の水面をかすめるように飛びながら水を飲んでいるようです。
バットディテクターとトレイルカメラを組み合わせて、超音波によるエコロケーションを聞いてみたいものです。
シーン1:10/12 午前00:20頃
水面にさっと素早く触れる行動を2回続けてやりました。
このとき水を飲んでいるのではないかと思います。
あるいは水面のアメンボを捕食しているのでしょうか?
それとも、ツバメのように飛びながら水浴してるのかな?
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録画のフレームレートや画質をもっと上げたトレイルカメラの上位機種が欲しくなります。
水面にアプローチする方向は毎回違いました。
シーン2:10/15 午前00:40、1:25、および3:20頃(@0:20〜)
水面すれすれを往復してから飛び去りました。
コウモリが水面に触れると、波紋が広がるので分かります。
シーン3:10/17 午後18:00頃(@0:55〜)
少し霧が発生しているようです。
水場の上を活発に飛び交いました。
シーン4:10/18 午後19:20頃(@1:00〜)
池の上を活発に飛び交いました。
シーン5:10/19 (@1:11〜)
此岸で野ネズミが活動しているようですが、カメラの死角で見えません。
そのタイミングでコウモリが画面奥の森から飛来しました。
果たして偶然でしょうか?
獲物と期待して確かめに来たのかもしれません。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
↑【おまけの動画】
Bats Dodge Crocodile Infested River | Nature's Biggest Beasts | BBC Earth
オーストラリアに生息する昼行性のコウモリは暑い夏に体を川の水で濡らして体温調節するそうです。
塒に戻り、濡れた毛を舐めて水を飲むのだとか。
所変わればコウモリの飲水行動・水浴行動も変わるのですね。