2021/03/04

脱皮後の休息中に黒化が進むフクラスズメ(蛾)終齢幼虫【100倍速映像】

 

フクラスズメ(蛾)の飼育記録#4

▼前回の記事 
フクラスズメ(蛾)亜終齢幼虫の脱皮【30倍速映像】
2020年10月下旬・午前9:45〜12:00頃 

脱皮が完了したフクラスズメArcte coerula)の終齢幼虫カラムシの葉裏に静止したまま、しばらく休んでいます。 
体色の変化を微速度撮影してみました。 
100倍速の早回し映像をご覧ください。 
橙色(オレンジ色)だった頭部、胸脚および腹脚が徐々に黒化(メラニン化)しています。 
一方、尾脚は黒くならず、薄い橙色のままでした。 

肝心の頭部がピンぼけになってしまったのは残念です。 
ジオラマモードで微速度撮影すると、カメラの仕様で画面の上下が強制的にピンぼけ加工されてしまいます。(トイカメラ風のティルトシフト) 
生き物の微速度撮影では余計なティルトシフト加工とか不要です。 
カメラメーカーのパナソニックにはこれを解除する撮影オプションを付けて欲しい、と強く要望したいです。 
この問題を回避するために、静止画のインターバル撮影でタイムラプス映像を制作すべきでしたね。 

外骨格の新しいクチクラが充分に固まると、フクラスズメ終齢幼虫は食草で徘徊を始めました。
脱皮後の幼虫は抜け殻(脱皮殻)を全く食べませんでした。 


脱皮殻の写真も撮ってみました。
個人的な抜け殻コレクションがまた一つ増えました。


フクラスズメ幼虫の群れを採集したフィールドのカラムシ群落に戻ってよく探すと、フクラスズメ若齢幼虫の脱皮殻が葉裏と茎に見つかりました。 
カラムシの葉が食害でほとんど丸坊主になっていても抜け殻は残っていたので、やはりフクラスズメの幼虫は抜け殻を食べる習性が無いのでしょう。


【追記】
若齢幼虫は飼育下で抜け殻を食べていました!
関連記事(2年後の撮影)▶ 脱皮殻を食べるフクラスズメ(蛾)若齢幼虫

2021/03/03

オニノゲシの葉で身繕いするヒメバチの仲間♂?

 

2020年10月下旬・午後15:25頃・くもり 

郊外の道端に自生するオニノゲシの葉にヒメバチ科の一種と思われる蜂を見つけました。 
前脚で触角を拭い、舐めて身繕いしています。 
化粧シーンをマクロレンズで接写してみました。 

太い触角の形状から、なんとなく♂かな?と思ったのですが、真面目に検討していません。 
映像でこの蜂の名前が分かるようでしたら教えて下さい。 

オニノゲシの黄色い花は咲き終わり、白い綿毛が出来つつありました。 
ヒメバチの寄主となりそうな芋虫・毛虫の類は、オニノゲシの群落に見つかりませんでした。 
実は私も、とある種類のイモムシが居ることを期待して、秋にオニノゲシの群落をあちこち探し回っているところでした。

マツバギクの花で吸蜜するモンシロチョウ♀

 

2020年10月中旬・午前10:30頃・晴れ

民家の庭先の花壇に咲いたマツバギクの群落でモンシロチョウ♀(Pieris rapae)が訪花していました。 
翅を半開きのまま花蜜を吸っています。 
花から飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。
 
▼関連記事(1年前の撮影:飛ばず) 
マツバギクの花蜜を吸うモンシロチョウ♀

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