体色の変化を微速度撮影してみました。
100倍速の早回し映像をご覧ください。
橙色(オレンジ色)だった頭部、胸脚および腹脚が徐々に黒化(メラニン化)しています。
一方、尾脚は黒くならず、薄い橙色のままでした。
肝心の頭部がピンぼけになってしまったのは残念です。
ジオラマモードで微速度撮影すると、カメラの仕様で画面の上下が強制的にピンぼけ加工されてしまいます。(トイカメラ風のティルトシフト)
生き物の微速度撮影では余計なティルトシフト加工とか不要です。
カメラメーカーのパナソニックにはこれを解除する撮影オプションを付けて欲しい、と強く要望したいです。
この問題を回避するために、静止画のインターバル撮影でタイムラプス映像を制作すべきでしたね。
外骨格の新しいクチクラが充分に固まると、フクラスズメ終齢幼虫は食草で徘徊を始めました。
脱皮後の幼虫は抜け殻(脱皮殻)を全く食べませんでした。
つづく→#5:カラムシの実を食べるフクラスズメ(蛾)終齢幼虫
脱皮殻の写真も撮ってみました。
個人的な抜け殻コレクションがまた一つ増えました。
カラムシの葉が食害でほとんど丸坊主になっていても抜け殻は残っていたので、やはりフクラスズメの幼虫は抜け殻を食べる習性が無いのでしょう。
【追記】
若齢幼虫は飼育下で抜け殻を食べていました!
関連記事(2年後の撮影)▶ 脱皮殻を食べるフクラスズメ(蛾)若齢幼虫