2016年11月下旬
山麓を流れる用水路でコンクリート上に生えた緑色のコケ(種名不詳)でガガンボの一種が腕立て伏せのような屈伸運動をひたすら繰り返していました。
これは♀の産卵行動なのか?と思いついて興味を持ったものの、背側からのアングルでは腹端の様子が分かりません。
ときどき屈伸運動を一瞬だけ止めて、腹端をコケの中に押し込みました。
スロー再生すると、腹端をコケに突き立てているのがよく分かります。
そっと回り込んで、逆からも撮影しました。
今思うと、どうせなら側面から撮るべきでしたね。
残念ながら、翅に隠れて腹端の様子があまり見えません。
同定するために採集したかったのですけど、逃げられてしまいました。(無念!)
このガガンボと苔の名前が分かる方がいらっしゃいましたら、教えて下さい。
ガガンボには翅に独特の縞斑紋があります。
辺りには雑木林の落ち葉が散乱していて、タヌキの溜め糞がすぐ側にありました。
実はこの溜め糞を撮ろうと私が近づいたら、このガガンボに気づいたのです。
産卵していた苔ごと採集して、卵の状態を接写すればよかったですね。
ガガンボの卵は見たことがありませんが、おそらくかなり微小なのでしょう。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
ガガンボの仲間の産卵行動を観察したのはこれで三回目です。
どれも同定できていないのが残念です。
種類によって産卵場所がそれぞれ異なるのでしょう。
▼関連記事
・地面に産卵するガガンボ♀
・ミカドガガンボ♀?の打水産卵
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翅の模様にピントが合う前に逃げられました。 |
2017年8月中旬
道端の花壇に咲いたヒマワリ(向日葵)にトラマルハナバチ(Bombus diversus diversus)のワーカー♀が訪花していました。
後脚の花粉籠は、ほとんど空荷でした。
この組み合わせは意外にも初見です。
▼関連記事
ヒマワリの花で採餌するクロマルハナバチ♀
背の高い頭花が風で激しく揺れて撮り難かったです。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
2017年8月上旬・午前5:50〜5:54
山麓の農道で早朝、スズメ(Passer montanus)の群れがエノコログサなどイネ科雑草の種子を採食していました。
道端に生えた群落から路上に落ちた落ち穂の種を喋んだり、たまに飛び上がって穂先に飛びついたりしています。
奥に水田が見えるのですが、イネには未だ実がついていないのか、スズメは食害していません。
▼関連記事 (2年前の撮影)
エノコログサの穂を採食するスズメの群れ(野鳥)
画面右に見えているエノコログサの群落は夏らしく青々しているのに、スズメが群がっている画面左の群落は全体的に黄色っぽい点が気になりました。
穂が金色になるキンエノコロとは異なり、葉まで黄色になっています。
水田のすぐ横ですから、これは除草剤を散布されて枯れかけの群落ではないでしょうか?
除草剤に汚染された実は味や匂いの変化で忌避しそうなもんですが、鳥類は味覚や嗅覚が鈍いのでしょう。
除草剤に汚染された実を食べたスズメに農薬中毒のおそれは無いのか、心配になります。
スズメに影響が出なくても、それを捕食する猛禽類などに生物濃縮の影響が現れそうです。
(この問題について私は勉強不足であることは否めません。)
後半はスズメに少し近づいてから、望遠レンズを装着してみました。
雑草の群落にエノコログサだけでなくメヒシバやイヌビエの穂も少し混じって見えました。
スズメは幼鳥が多く、成鳥は少ないです。
巣立ちした家族群なのかな?
ピョンピョン両足で跳びはねるようにホッピングして路上を移動します。
最後は何かに驚いて一斉に飛び去りました。