2014/10/16

草むらを徘徊し飛ぶルリボシカミキリ



2014年7月下旬

農業用水路沿いの林縁でルリボシカミキリRosalia batesi)がヤブカンゾウの花に止まっていました。
触角のあちこちが橙色の花粉で汚れています。
ハナカミキリのように花蜜を舐めていたのでしょうか。
食事シーンをじっくり撮りたかった…。
ヤブカンゾウの蕾から飛び立つも、力なくすぐ下に落ちて下草を徘徊。
ヤブカンゾウの茎をうろうろと上下動したり滑落したりと落ち着きません。

カミキリムシの性別を見分けるのが苦手なのですけど、触角が体長よりも長そうです。
横を向いた際に腹端から黒く伸びていたのは産卵管なのかな?(♂の交尾器である可能性は?)

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ヤブカンゾウの葉から飛び立つも、すぐ横のヤブカンゾウ茎に着陸。
次はクズの葉に移動して離陸すると、今度は長時間の飛翔を披露してくれました。
しかし下草に張られたクモの網にひっかかりました。
必死で暴れて振り解き、難を逃れました。

再び飛んだルリボシカミキリが林縁のスギ幼木の葉に着地。
次に飛び立つ場所を探して徘徊しています。
辺りにクモの巣が張り巡らされているせいで、なかなか飛び立てないでいます。

気持よく飛ぶシーンをご覧になりたい方は…。

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2014/10/15

渓流沿いの樹上に作られた鳥の巣(野鳥)



2014年7月下旬

渓流沿いに細い細い山道を登っていると、横に生えた灌木の枝の股の部分に鳥の巣を発見。
驚いて飛び立った親鳥が茂みに隠れてチリリ、チリリ♪と繰り返し鳴き続けています。
警戒声はすれども姿が見つけられません。
声紋解析してみたいところですが、渓流の水音が邪魔ですね。
親鳥を刺激しないように、巣の中の様子を調べるのを我慢して立ち去りました。

という訳で、何という種類の野鳥が作った巣なのか分からず仕舞いでした。
ちなみにこの渓流でこれまで撮影している野鳥は、ミソサザイクロツグミキセキレイです。

大阪市立自然史博物館が公開している日本鳥の巣図鑑サイトで上記三種の巣を調べてみたものの、どれも特徴にいまいち決め手を欠きました。


これ以外の種類の鳥が作った巣なのですかね?
分かる方がいらっしゃいましたらぜひ教えて下さい。


フラッシュを焚くと印象が変わります。
フラッシュを焚くと印象が変わります。

営巣中の野鳥の巣を初めて見つけたというのに、残念ながら忙しくて定点観察に通うことは出来ませんでした。
3週間後の8月中旬、さすがにそろそろ雛が巣立っただろうと判断して台風が直撃する前に巣を採集しに行きました。

この日は巣の近くで親鳥の気配を全く感じませんでした。
木の葉の形から判断して、営巣樹はミズキですかね?
地上から巣までの高さは約190cm。
巣材は細い木の枝や蔓、枯草などでした。

巣の中は空っぽでした。
(もしかすると未完成の巣だったりして…?)


採集容器のサイズは18×13.3cm。

ミズナラの樹液を吸うルリタテハ



2014年8月上旬

里山の雑木林でミズナラの幹から滲み出る樹液をルリタテハKaniska canace no-japonicum)が舐めていました。
吸汁しながら翅を開閉するのは、群がるクロアリ(種名不詳)を牽制するためでしょうか。




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