2023年6月下旬・午後14:55頃・晴れ
ホンドタヌキ♀♂(Nyctereutes viverrinus)が平地のスギ防風林に残した溜め糞場phを定点観察しています。
すぐ横に風倒木が転がっているのが目印です。
新鮮な糞が追加されていて、
糞の一部には未消化の獣毛が混じっています。
換毛期に毛繕いしたタヌキが自分の体毛を飲み込んでしまったのか、それとも動物の死骸を食べた(腐肉食)のか、野ネズミなど小型哺乳類を捕食したのでしょうか?
糞をDNA解析すれば、たちどころに分かるはずです。
糞食性の様々な虫が集まっていました。
動画に登場した虫たちを列挙してみます。
1匹のオカダンゴムシ♂(Armadillidium vulgare)が溜め糞の匂いに誘引されて来ました。
背中に斑点が無くて真っ黒(黒光り)なので、♂と判明。
ワラジムシ(Porcellio scaber)も何匹かいました。
クロボシヒラタシデムシ(Oiceoptoma nigropunctatum)の成虫だけでなく幼虫もいました。
写真にはオオヒラタシデムシ(Necrophila japonica)の成虫も写っていました。
小型の糞虫が糞塊に潜りかけていたのですが、全身を見せてくれず、種類を見分けられませんでした。(センチコガネではない)
サビハネカクシ(Ontholestes gracilis)と、別種のハネカクシ(種名不詳)もいました。
肉食性のハネカクシ類がダンゴムシやワラジムシを襲って捕食することはありませんでした。
もっぱらハエの幼虫(蛆虫)を捕食するのでしょう。
ショウジョウバエのような微小なハエも来ていたのですが、真面目に同定していません。
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