冷たい湧き水(地下水)が溜まった池なので、夏は気温と水温の差が大きいのです。
その上空をコウモリが夜な夜な飛び回ります。
コウモリは有視界飛行ではなく超音波によるエコロケーションですから、霧がかかっていても飛翔には全く支障がないようです。
トレイルカメラの記録映像の中で、夜霧の中を飛び回るシーンをまとめてみました。
ときどき夜蛾や蚊も暗い池の上を飛び回っていますが、そうした夜行性の昆虫をコウモリが空中で狩るシーンは一度も捉えたことがありません。
コウモリが低く飛ぶと池の水面(しかも特定の場所)に一瞬だけ着水して波紋が広がるので、ツバメのように飛びながら水を飲んでいるのか、あるいは素早く体を濡らして水浴しているのだと考えています。
シーン1:7/26・午後20:00
シーン2:7/26・午後23:09 (@1:03〜)
濃い霧が出ると、水面に触れたかどうか映像では見えなくなってしまいます。
シーン3:7/26・午後23:37 (@1:30〜)
煙のような濃い霧が風に巻かれています。
シーン4:7/26・午後23:54 (@1:55〜)
シーン5:7/27・午前1:03 (@2:03〜)
シーン6:7/27・午前1:20 (@2:12〜)
対岸の森から夜蛾が池に飛来し、その後を追うようにコウモリも飛んで来たものの、蛾には目も来れずに水面を掠めるように飛んで飲水しました。
この夜蛾はコウモリの発する超音波に対してステルス性能を備えているのですかね?
シーン7:7/27・午前1:57 (@2:43〜)
霧がほとんど晴れたのですが、此岸付近から煙のように水蒸気が立ち昇っています。
シーン8:7/27・午前2:07 (@3:17〜)
シーン9:7/27・午前2:59 (@3:30〜)
シーン10:7/27・午前3:29 (@3:41〜)
シーン11:7/27・午前3:39 (@3:51〜)
同一個体が池の上をグルグルと何周も回っています。
水を飲むのが目的なら、水場上空に長居するのはなぜでしょう?
途中から別個体も飛来しました。
これだけ切り出して見ると、「霧がかかるとエコロケーションが不調になる」ように見えます。
シーン12:7/29・午後21:50 (@5:19〜)
風が吹かないと霧が停滞します。
トレイルカメラの電池が消耗し、数秒間しか撮れていません。
シーン13:7/29・午後23:58 (@5:22〜)
電池切れで数秒間しか撮れていません。
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