2020年1月上旬・午後15:10・くもり
川の水面で群れから離れた2羽のオナガガモ(Anas acuta)が暴れていました。
♀♂が交尾中なのかと思いきや、♂2羽の喧嘩でした。
疑似交尾のように背後からのしかかるようにマウントして嘴で相手をつつくと、やられた個体がたまらず飛び去りました。
その場に残った勝者♂は尾羽根を左右に振りながら頭部を繰り返し、水面下に漬けて儀式化された水浴をしました。
続けてその場で羽ばたきながら伸び上がり、羽根の水気を切りました。
これは転位行動だと思われます。
川面を遊泳し、群れに合流しました。
戻った先に複数♂による♀の囲い込み(求愛行動)はありませんでした。
1/5倍速のスローモーションでもう一度ご覧ください。
近くに♀が居なかったので、喧嘩の原因は不明です。
群れ内で♂の順位を決める争いがあるのでしょうか?
♀を巡る争いや交尾前ガードではないすれば、同性愛の行動という可能性があります。
そもそも私はオナガガモ♀♂による異性愛の交尾行動を未だ観察できていないのですけど、カルガモ♀♂の交尾行動と似ていました。
▼関連記事(1ヶ月前の撮影)
カルガモ♀♂の求愛・交尾行動(冬の野鳥)
参考:「動物の同性愛」@wikipedia
マガモなど野生のカモ類には同性愛カップルが多いという話を聞いたことがあります。
しかし、同性愛が報告された鳥類の種名リストにオナガガモは含まれていませんでした。
そもそも私はオナガガモ♀♂による異性愛の交尾行動を未だ観察できていないので、これ以上は何とも言えません。
逃げた♂が嫌がっているとしたら強姦になりますし、受け入れて♀の役割を果たしているようにも見えます。
同性愛行動と証明するには、個体識別したり♂の射精を確認したりしないといけないのですかね?
アマチュアは観察事例を地道に積み重ねるしかありません。
♂同士の同性愛だとしたら、求愛行動を始めるところから観察してみたいものです。
同じ相手と
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