2018/06/28

前年と同じ高圧線鉄塔の巣で抱卵を始めたハシボソガラス(野鳥)



2018年3月下旬
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ハシボソガラス(野鳥)の営巣観察:2017年

高圧線の鉄塔#19のてっぺん近くで今年もハシボソガラスCorvus corone)が営巣していました。
巣材の小枝を搬入して巣を作り直すところから観察したかったのですが、油断していたらいつの間にか巣が完成していました。

鉄塔の周囲を回りながら色んなアングルで巣の写真を撮っていたら、最後に親鳥がひょっこり巣から頭を出しました。
おそらく抱卵中の♀なのでしょう。
巣に座り込んだ親鳥(♀?)が辺りをキョロキョロ見回しています。

鉄塔直下の小さな田んぼは未だ一面に残雪で覆われていました。
雛が孵化する頃に餌となる昆虫が発生している必要があります。
抱卵するには早過ぎるのではないかと少し心配になるのですが、今年は春の訪れが早いようです。
ただし、このつがい)#19は去年も育雛が他のつがいより早く終了したので、早期型の繁殖戦略のつがいなのかもしれません。

カラスは必ずしも毎年同じ営巣地を使う訳ではないようです。
例えば、2つ隣に立つ鉄塔#21では今季、
縄張り内で親鳥を目撃しているものの、ハシボソガラスは営巣しませんでした。
鉄塔#21は私が昨年かなりしつこく定点観察に通ったので、親鳥のつがいが嫌がって今年は場所を変えたのかもしれません。
昨年の古巣#21は完全に無くなっていました。



つづく→高圧線鉄塔の巣で羽繕い、羽ばたき練習するハシボソガラスの雛鳥(野鳥)

ハシボソガラス(野鳥)巣@高圧線鉄塔#19
ハシボソガラス(野鳥)@巣:高圧線鉄塔#19+抱卵

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