2014年5月中旬
雑木林の林床に響く羽音を頼りに探すと、ビロウドツリアブ(Bombylius major)がスミレの花から花へ低く飛び回り、ホバリング(停空飛翔)しながら花蜜を吸っていました。
ノジスミレですかね?(スミレの仲間を見分けるのは勉強不足で難しいです。)
【追記】
田中肇『花と昆虫、不思議なだましあい発見記』によると、ビロウドツリアブによる吸蜜は盗蜜行動の一種になるらしい。
ビロウドツリアブは春先にあらわれる褐色のビロードのような毛におおわれたアブで、フキの花の上やカタクリの花のまえでは羽ばたきしながら空中に停止して、8mmもある長い口をのばして蜜を吸っている。そのため、多くの花では雄しべや雌しべにはめったに触れない昆虫で、ツリフネソウの蜜を盗るスズメガ類のミニチュア版だ。 (p146より引用)
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