2014/02/06

オオケンモン(蛾)終齢幼虫の徘徊



2013年10月下旬

低山にある建物(標高~650m?)の外壁(東面)で気になる毛虫を見つけました。
周囲は雑木林ですけど、白壁に取り付いていたので食餌植物は不明です。
垂直な壁面に下向きに止まっていました。
ゆっくりと蠕動して壁を下りています。
その場で採寸すると、体長〜60mm。

写真では白壁が背景なので幼虫の白っぽい(薄茶色の)長毛が見えにくいですが、動画の後半(3:06~)で毛虫が地面に下りると見易くなります。
地面の緑色のコケに到達しましたが、採食目的ではないようです。
おそらく繭を作る場所を探しているのではないかと予想し、採集して帰りました。

自分なりに絵合わせしてみると、なんとなくオオケンモンAcronicta major)という蛾の幼虫と雰囲気が似ているかな~と思うものの、自信がありません。
いつもお世話になっている「不明幼虫の問い合わせのための画像掲示板」にて問い合わせたところ、MMさんから以下のコメントを頂きました。

オオケンモンでいいと思います。
写真では随分茶色っぽいのですが、動画をみればちゃんと黄色の毛がありました。
それに黒毛が光の角度によって青く光るのも、まさにオオケンモンの色です。
オオケンモンは通常地中で蛹化するので、そのための移動中だったみたいですね。
つづく→「繭を紡ぐオオケンモン(蛾)終齢幼虫【微速度撮影:前編】


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