2013年6月中旬
谷川の土手の草むらを忙しなく動き回っている蜂が気になりました。
もしや未だ見ぬ(憧れの)有名なベッコウクモバチが何か獲物を探索しているのかな?と思い撮ってみました。
クズの葉に乗ると、後脚を擦り合わせて身繕い。
採集しようと思った時には茂みの奥で姿を見失ってしまいました。
しかし、帰ってから調べてみるとベッコウクモバチとは違いますね。
黄土色と黒色のハチで非常に特徴的です。
- 頭頂部の単眼周辺が黒い。
- 複眼も黒い。
- 触角の先端が黄色。中央部は黒、根元は褐色。
- 脚は褐色。根元は黒色。
- 翅は薄い褐色?
- 腹背の正中線に黒線
- 腹部下面は褐色
もしかしてハバチの仲間か?と閃いて、「黄土色のハバチ」でネット検索してみたらヒゲナガハバチ(Lagidina platycerus)と似ています。
こちらのサイトによれば、♀はスミレの葉に産卵するらしい。
ハバチ類は毒針を持たないので決して刺しませんが、スズメバチやセグロアシナガバチを意識したような配色(黄色と黒の警告色)はベーツ擬態でしょうか。
あるいはクモを狩るベッコウクモバチと似せることで、天敵のクモに捕食されにくくなるのでしょうか?
(ハバチの成虫は他の虫を食すことがあるのを忘れていました。)
♀らしいので(下記参照)、産卵するホスト(スミレ類)を探していたのかもしれません。
【追記】
いつもお世話になっている「蜂が好きBBS」にて問い合わせたところ、青蜂@管理人さんより以下のコメントを頂きました。
写真のハチは色彩等から、ご推察通りヒゲナガハバチだと思われます。 腹端の形状をみるとどうやらメスのようです。
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