2012年4月中旬
街中の川岸でハシブトガラス(Corvus macrorhynchos)が杭に止まっていました。
本種特有の澄んだ声でカーカー鳴いています。
鳴くときは喉が膨らむのも特徴です。
鳴く姿勢や鳴き声などハシボソガラスとの比較はこちら(超図解!これがハシブトガラスだ!)をご覧下さい。
やがて飛び立つとすぐ対岸に下りて鳴き続けました。
同一個体を追いかけて行くと今度は木の枝に止まりました。
さっきよりも低音でゆっくり鳴いています。
最後は下流へ飛び去りました。
身近にいるカラスが何と言って鳴いているのか知りたいところです。
今回観察した同一個体による2種類の鳴き方を自分で声紋解析してみたかったのですが、車や工事の騒音とか川の水音が混じってノイズが多いので諦めました。
一世を風靡したバウリンガルのカラス版があれば楽しそうですね。
【追記】
『日本動物大百科4鳥類Ⅱ』p171より
(ハシブトガラスは)胸の羽毛を引き締め、前傾姿勢をとって鳴く。ハシボソガラスは胸の羽毛をふくらませるので、区別できる。
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