2011/10/06
飼育ウスバカマキリ♀に獲物を与える
2011年9月上旬
ウスバカマキリ♀の飼育記録
カマキリの飼育で生き餌をいちいち手渡しで与える(handfeed)のは過保護で私の趣味ではありません。
しかし今回は事情が変わりました。
原因不明の症状で鎌以外の4本の足が先端からどんどん壊死していき、自分で身繕いする際に食いちぎってしまうのです。
次第に脚力が弱まり、自力では止まり木によじ登れなくなりました。
獲物を追って動き回ると止り木から滑落したり転んでしまいます。
最期の頃は起き上がったり歩行すら困難になりました。
複眼の偽瞳孔も明るさに関係無く黒い部分が残り、視力が低下しているのかもしれません。
本種は山形県レッドリストの準絶滅危惧種(NT)に登録されているVIPなので、責任を持って飼育・介護しないといけません。
幸い鎌(前脚)の動きや力は正常です。
止り木にぶら下がった(落ち着く姿勢)ウスバカマキリ♀(Mantis religiosa)にせっせと獲物をhandfeedすることにしました。
身重の♀は食欲旺盛で、一日にトンボ3匹は平らげます。
映像ではトンボ二匹とセセリチョウを一匹捕食しています。
鎌で捕まえたイチモンジセセリを平らげる一部始終は10倍速の早回し映像にしてみました。
なんとか産卵するまでは持ちこたえて欲しいものです。
つづく
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