2011年8月下旬
道端に生い茂った葛の群落で花から花へと飛び回り採餌している蜂がいました。
オオハキリバチの仲間だと思うのですが、同定用の写真を撮る余裕がありませんでした。
撮った映像をスロー再生で見直すと、腹部第2節の側面に特徴的な白く短い毛束が一瞬見えたのでオオハキリバチで大丈夫と思います。
(もし間違いでしたらご指摘下さい。)
腹面のスコパに花粉を集めているかどうか確認できなかったので♂なのかと思いましたが、腹端を確認できたシーンでは尖っていたので(♂の腹端は丸いらしい)♀が吸蜜に専念していたのかもしれません。
(同一個体を追いかけて撮ったつもりですが、草むらで何度も見失ったので複数個体が写っているかもしれません。)
ラストシーンでは隣の花で待ち伏せしていたカマキリ(オオカマキリ?)とニアミスして危ないところでした。
オオハキリバチの営巣行動を昨年かなり集中的に観察できたものの、採餌行動だけは見落としていました。
関連記事はこちら→「オオハキリバチの造巣1」オオハキリバチの主な花資源植物としてクズ(葛)が知られており、これから花粉と花蜜を集めて花粉団子を作り、その表面に産卵するそうです。
≪参考≫ 『ハチとアリの自然史:本能の進化学』 第4章「オオハキリバチとその労働寄生蜂の生活」 p71より
宿題としていた映像がようやく撮れ、満ち足りた気分で帰りました♪
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