平地のスギ林の雪面に黄緑色の虫が腹面を向けて転がっていました。
裏返してみると、ツヤアオカメムシ(Glaucias subpunctatus)の成虫でした。
指で触れたり手のひらに乗せてみても、仮死状態(低温麻痺)で動きません。
今思うと、採集して持ち帰り、室温で蘇生することを確認すべきでしたね。
ツヤアオカメムシは、主にスギやヒノキの生木の葉裏、樹皮の隙間、落葉や枯れ葉の間などで集団越冬することが知られています。
現場はスギ防風林の林縁だったので、越冬場所の樹皮が剥がれたり、樹上からの落雪と一緒に落ちてきた落葉落枝にツヤアオカメムシが紛れていたのだろう、と推理できます。
完全に休眠する訳ではなく、気温が上がると移動することがあるそうなので、移動中に雪面で動けなくなった(うっかり行き倒れた)可能性もありそうです。
本ブログでツヤアオカメムシは初登場になります。
元来、西日本などの暖地性の種でしたが、近年は温暖化の進行と共に北上しているらしい。
山形県内でも、内陸・沿岸部ともに果樹害虫としての発生報告や、冬季の成虫の確認例が既に蓄積されているとのこと。
「主にスギやヒノキなどの針葉樹林に生息し、秋にはミカンやカキなどの果樹園に飛来します。」
すぐ近くにはカキノキとアンズの果樹が1本ずつ並んで植栽されていたので、ますます辻褄が合います。Gemini AIに質問しながら記事を書きました。
ツヤアオカメムシは、主にスギやヒノキの生木の葉裏、樹皮の隙間、落葉や枯れ葉の間などで集団で越冬します。11月頃に山間部から人里へ移動し、暖かい日には飛ぶなど活動することもあります。市街地では街路樹や生け垣も越冬場所になります。詳細な越冬場所と生態自然環境: 常緑樹(特にスギ、ヒノキ)の生い茂った葉の裏、枯れ葉が積み重なった場所、石の下など。冬の行動: 12月頃から冬眠に入り、翌年3月頃に活動を再開する。暖かい日には活動することがある。特徴: 寒さに強く、冬でも山間部や人里の樹木で生き残る。近年は暖冬の影響で越冬できる個体が増えている可能性がある。 屋内への侵入: クサギカメムシほどではないが、家屋の隙間やカーテン、衣類の隙間などで越冬することもある。なお、カメムシの大量発生が直接大雪の予兆になるという科学的根拠はありません。