2025/07/04

スギ倒木の周囲で餌を探すカケスとカラ類【冬の野鳥:トレイルカメラ】

 



2024年3月上旬〜中旬 

シーン0:3/3・午後13:22・晴れ(@0:00〜) 
たまたま明るい時間帯にフルカラーで撮れた現場の様子です。 
平地のスギ防風林に散乱する風倒木を自動センサーカメラで監視しています。 


シーン1:3/17・午前11:01(@0:03〜) 
今季は異常な暖冬で、残雪が完全に溶けていました。 
1羽のカケスGarrulus glandarius)が左奥のエリアでピョンピョン跳んで移動しながら餌を探しています。 


シーン2:3/3・午後13:22・晴れ(@0:28〜) 
別アングルでも監視カメラを設置しています。 
「根曲がり巣穴a」に出入りする野生動物を見張っているのですが、なかなか上手くいきません。 


シーン3:3/7・午前11:50・くもり(@0:32〜) 
シジュウカラParus minor minor)と思しき小鳥が上から下へ素早く飛び降りました。 
1/3倍速のスローモーションでリプレイしても、わずか1コマしか写っていませんでした。 


シーン4:3/9・午前10:59・くもり(@0:38〜) 
コガラPoecile montanus)らしき小鳥が上からに斜め下に素早く飛び降りました。 
コマ送りで再生しても、1コマしか写っていません。 

しばらくすると、もう1羽の地味な小鳥が同じルートで飛び降りました。 
ミソサザイTroglodytes troglodytes)かな? 


シーン5:3/17・午後13:20・晴れ(@0:57〜) 
奥の林内や水平倒木の奥でカラ類?が餌を探しています。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 


この地点に設置したトレイルカメラによる動画は以上で終わりです。 
スギ風倒木の根元に掘られた巣穴で越冬する野生動物の正体を突き止めたかったのですけど、トレイルカメラの反応速度が遅いなど色々と技術的に撮影が難しかったです。 
それでも予想外の副産物が色々と撮れたので満足です。

2025/07/03

山中の水溜りに夜な夜な飛来するコウモリ【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2024年6月上旬〜中旬

シーン0:6/7・午後13:40・晴れ(@0:00〜) 
シーン0:6/7・午後13:14・くもり(@0:03〜) 
明るい昼間にたまたまフルカラーで撮れた現場の様子です。 
山林の中に開けた湿地帯があり、野生動物や野鳥が水場として利用する泥水溜りを2台の自動撮影カメラ(旧機種)で見張っています。 

コウモリの登場シーンを以下にまとめました。 


シーン1:6/10・午前0:24(@0:08〜) 
深夜にコウモリが低空で何度も水溜まりの上を旋回しています。 



シーン2:6/12・午後20:44(@0:48〜) 
2日後の晩にもコウモリが飛来しました。 
ときどき水溜りの水面を掠めるように低く飛んでいるのは、その一瞬で泥水を飲んでいるのでしょうか? 
それとも、体を濡らす水浴行動なのかな? 


シーン3:6/12・午後21:25(@1:02〜) 
約40分後にも水場に飛来したコウモリが写りました。 


シーン4:6/12・午後21:26(@1:10〜) 
つづき

シーン5:6/13・午後22:26(@1:17〜) 
翌日の晩にもコウモリが水溜りに飛んできました。 


コウモリの飛翔シーンを1/3倍速のスローモーションでリプレイ。(@1:26〜) 
ツバメのように水面スレスレを繰り返し飛んで、夜蛾などの虫を空中で捕食しているのかな? 
山中の別の水場よりも、コウモリの着水頻度が低い気がします。 
一瞬でも着水したら水面に波紋が広がるはずですが、カメラのアングルの問題で波紋が見えにくいだけかもしれません。
水面のアメンボをコウモリが飛びながら一瞬で狩っているのだとしたら、凄すぎます。
この問題を解明するためには、今使っているトレイルカメラの録画フレームレートが25fpsでは低すぎます。
60fpsの暗視動画が撮れる最高機種のトレイルカメラがあるらしいと最近知ったのですけど、高嶺の花です。

つづく→

ノアザミの花で採餌するオオマルハナバチ創設女王

 

2024年6月上旬・午後16:05頃・晴れ 

水田の農道に沿って咲いたノアザミの群落で オオマルハナバチ♀(Bombus hypocrita)が訪花していました。 
後脚の花粉籠はまだ空荷でしたが、口吻を伸ばして吸蜜して回る蜂の顔に白い花粉が大量に付着しています。 

襟元(胸部前縁)にオオマルハナバチ特有の白帯があるかどうか、ノアザミの白い花粉で汚れているために分かりにくくなっています。 
しかし腹部T2に太い白帯が目立つので、クロマルハナバチではなくオオマルハナバチだろうと判断しました。  
オオマルハナバチとノアザミの組み合わせは初見です。 
この時期は未だぎりぎりワーカー♀が羽化していないはずですし、かなり大型の個体ですから、越冬後の創設女王♀なのでしょう。 

 大まかな傾向として、クロマルハナバチは平地性でオオマルハナバチは山地性と棲み分けています。 
撮影地は平地なのに、オオマルハナバチの創設女王が活動していたのでちょっと意外でした。 
この女王蜂は平地で営巣しているのでしょうか?
花から飛び去った蜂を見失ってしまい、巣の位置を突き止められませんでした。


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