2021/01/19

エントツドロバチ♀が庭で朝の化粧と日光浴

 

2020年9月下旬・午前9:40頃・晴れ 

山麓の民家の庭に咲いたヒメキンギョソウ(リナリア)の群落にエントツドロバチ♀(別名オオカバフスジドロバチ;Orancistrocerus drewseni)が飛来しました。 
訪花するかと期待した私をよそに、エントツドロバチ♀はなぜかリナリアの細い葉の茂みを少し歩き回ってから蔓植物(ヒルガオ?)の葉に乗って身繕いを始めました。  

前脚で顔を拭ったり触角を撫で付けたり化粧しています。 
葉上で方向転換すると、後脚で腹部を擦ったり後脚同士を擦り合わせたりしました。 
何度も葉上で向きを変えるものの、日当たりの良いお気に入りの葉から離れようとしません。 

最後にようやく飛び立った瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。 

オトコエシの花蜜を吸うミドリヒョウモン♀

 

2020年9月下旬・午前10:10頃・くもり
▼前回の記事 
オトコエシの花蜜を吸うミドリヒョウモン♂
里山の林道に沿って咲いたオトコエシの群落でミドリヒョウモン♀(Argynnis paphia)も訪花していました。 
翅を緩やかに開閉しながら吸蜜しています。 
 すぐ横の花序で吸蜜してる同種の♂がなぜ♀に求愛しないのか不思議でなりません。
▼関連記事(約20日前の撮影) 
ミドリヒョウモン♂の求愛飛翔と♀の交尾拒否
♀が翅をビリビリと細かく震わせながら開閉する行動が交尾拒否の意思表示なのかな?
(気温が低くないのに、飛翔筋の準備運動が昼行性の蝶に必要とは思えません。) 
ミドリヒョウモンの配偶行動は決まった時刻あるいは晴天時にだけ行なわれるのかもしれません。 
あるいは既に交尾を済ませたペアだったりして…?

2021/01/18

ゴマナ(野菊)に居たシュレーゲルアオガエル

 

2020年9月下旬・午後12:20頃・くもり  

里山で林道が廃れた後の獣道を薮漕ぎしていると、野菊(種名不詳)の群落でシュレーゲルアオガエルRhacophorus schlegelii)を見つけました。 
野菊の葉に乗って、訪花昆虫を待ち伏せしているのでしょう。 
獲物を捕食する様子を撮影できるまで粘ろうかちょっと迷いました。 
しかし藪が鬱蒼と茂って日当たりが悪いせいで訪花昆虫の数が少ない上に、沢の水が林道に流れ込む泥だらけで足元が悪い場所でした(靴の中に浸水しそう)。 
長居する気が失せてしまい、早々に撮影を切り上げてしまいました。 
こんなことなら長靴を履いてくれば良かった…。 

カエルがようやく側面を向いてくれたおかげで鼻先が尖っていることを確認しました。 
喉をヒクヒクさせています。 
目が赤っぽくないので、モリアオガエルではなくシュレーゲルアオガエルと判明。 
カメラを近づけると葉を伝って下に下に逃げるものの、跳んで逃げることはありませんでした。


ちなみに、この野菊の名前をご存知の方がいらっしゃいましたら教えて下さい。 
葉に鋸歯が無いのは珍しい気がします。

【追記】
手元にある『山渓ハンディ図鑑11:日本の野菊』を紐解いて名前を調べてみると、どうやらゴマナのようです。
やや湿り気のある草地や林縁に生える大型の野菊(p148より引用)
私は野菊を見分けられず苦手意識があるのですけど、ひとつずつ調べて地道に覚えていくしかありません。

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