2020/02/07

ミゾソバの花蜜を吸うコンボウヤセバチの一種♂【HD動画&ハイスピード動画】



2019年9月中旬・午前10:50頃


▼前回の記事
ミゾソバの花蜜を吸うオオコンボウヤセバチ♀【ハイスピード動画】

ミゾソバの群落でコンボウヤセバチの一種♂も訪花していました。
雄蜂は産卵管が無いので、オオコンボウヤセバチGasteruption japonicum)とヒメコンボウヤセバチGasteruption breviterebrae)のどちらなのか私は見分け方を知りません。
腹部が長いのでオオコンボウヤセバチ♂ですかね?(間違っていたらご指摘願います。)
同じミゾソバ群落でオオコンボウヤセバチ♀も訪花していたのに、なぜか求愛などの配偶行動が見られませんでした。(ということは別種のヒメコンボウヤセバチ♂?)

長い腹部をゆっくり上下に動かしながら吸蜜しています。
花に止まっているときには翅を細長い腹部よりも下げた位置で重ねている(畳んでいる)のがコンボウヤセバチに特有で面白く思いました。
すぐ隣の花には飛ばずに歩いて移動することもあります。
実は動画の冒頭ではアメリカネナシカズラの花で吸蜜していたのに、途中からミゾソバに切り替えました。

ミゾソバの花から飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:58〜)
長い後脚を揃えて垂らしたまま飛んでいました。


【追記】
『寄生バチと狩りバチの不思議な世界』という本の第14章 「蜂の採集と同定」によると、
 寄生バチは多くがあまり花に来ない。コンボウヤセバチ科やケンヒメバチ亜科のヒメバチのように比較的よく花に集まるグループや、山地のウドの花のように例外的に多くの寄生バチが集まる花もあるが、狩りバチやハナバチほどには花を見回っても採集できない。 (p292より引用)
これは全くの初耳でした。




コンボウヤセバチsp♂@ミゾソバ訪花吸蜜
コンボウヤセバチsp♂@ミゾソバ訪花+飛翔
コンボウヤセバチsp♂@アメリカネナシカズラ訪花吸蜜

2020/02/06

柳の樹上で脱糞するゴイサギ幼鳥(野鳥)



2019年9月上旬・午後18:12(日没時刻は18:02)

溜池の畔に生えた柳(樹種不詳)の樹上にゴイサギNycticorax nycticorax)幼鳥の群れが集まっていました。
そのうちの1羽を動画に撮っていると、ポトリと少量の糞を排泄しました。
その後はキョロキョロと池を見下ろしています。

※ 夕暮れに撮った薄暗い映像なので、動画編集時に彩度を少し上げています。


アメリカネナシカズラの花蜜を吸うウラギンスジヒョウモン♀の羽ばたき【HD動画&ハイスピード動画】



2019年9月中旬・午後14:20頃および14:55頃

道端のクズ群落に寄生して蔓延るアメリカネナシカズラウラギンスジヒョウモン♀(Argyronome laodice japonica)が訪花していました。

半開きの翅を忙しなく開閉しながら吸蜜しています。
アメリカネナシカズラの細い蔓に沿って歩いて移動し、隣の花で吸蜜を続けます。
飛び立っても少し離れたアメリカネナシカズラに群落へ舞い戻り、訪花を再開します。
私が30分後に同じ場所に戻ってきたときも、おそらく同一個体と思われるウラギンスジヒョウモン♀が吸蜜していました。
よほど気に入ったようです。

花から飛び立つ狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@2:28〜)

この寄生植物の花蜜を吸うチョウの証拠動画をようやくしっかり撮ることが出来て、悲願達成です。

▼関連記事(いまいち撮り損ね)
寄生植物アメリカネナシカズラの花蜜を吸うヒメアカタテハ

ウラギンスジヒョウモン♀@アメリカネナシカズラ訪花吸蜜
ウラギンスジヒョウモン♀@アメリカネナシカズラ訪花吸蜜・全景
アメリカネナシカズラ花
アメリカネナシカズラ花・全景

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