2020/02/05

ニセアカシアの葉を食べるオオエグリシャチホコ(蛾)終齢幼虫



2019年9月中旬

オオエグリシャチホコ(蛾)の飼育記録#1


トビイロスズメの幼虫と一緒に採集してきたニセアカシア(別名ハリエンジュ)の枝葉に見慣れない青虫が紛れ込んでいました。
マメ科のニセアカシアを食樹植物とするキタキチョウ幼虫か?と初めは思いました。
どうも違和感があるので調べてみると、オオエグリシャチホコPterostoma gigantinum)の幼虫と分かりました。
この時点で既に終齢であることが後に判明します。

飼育下でニセアカシアの小葉を食べるシーンを動画に撮ってみました。
前半は引きの絵で全身を撮り、後半はマクロレンズを装着して口元を接写しました。
葉縁を左右の脚で挟み、前進しながら葉を食べていきます。


つづく→#2:オオエグリシャチホコ(蛾)終齢幼虫の排便


オオエグリシャチホコ(蛾)終齢幼虫:側面@ニセアカシア葉+蚕食
オオエグリシャチホコ(蛾)終齢幼虫@ニセアカシア葉+蚕食macro
オオエグリシャチホコ(蛾)終齢幼虫:腹部側面@ニセアカシア葉柄
オオエグリシャチホコ(蛾)終齢幼虫:腹部腹面@ニセアカシア葉柄


2020/02/04

アレチウリの花で吸蜜するヒメスズメバチ♀の羽ばたき【HD動画&ハイスピード動画】



2019年9月中旬・正午頃

川沿いの土手に蔓延るアレチウリの群落でヒメスズメバチVespa ducalis)のワーカー♀が忙しなく訪花していました。
正当訪花で吸蜜しています。
近く(隣)の花には歩いて移動することもありました。

ニホンミツバチ♀も辺りを飛び回っていたのですが、ミツバチの訪花シーンは撮り損ねました。
ヒメスズメバチ♀はアシナガバチの巣を専門に襲うので、ミツバチを捕食することはないはずです。
(もしミツバチを狩るシーンを撮れたらスクープ映像?)

ヒメスズメバチ♀がアレチウリの花から飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@2:22〜)
花蜜を吸った後に前脚で触角を拭ってから飛び立つこともありました。


▼関連記事(6年前の撮影)
アレチウリの花蜜を吸うヒメスズメバチ♂

ヒメスズメバチ♀@アレチウリ訪花吸蜜
ヒメスズメバチ♀@アレチウリ訪花吸蜜
ヒメスズメバチ♀@飛翔

ミヤマアカネ♀♂の交尾



2019年9月中旬・午前11:10頃

交尾中のミヤマアカネ♀♂(Sympetrum pedemontanum elatum)が川沿いのコンクリート護岸の斜面に止まっていました。
私が近づこうとすると警戒し、尾繋がりのまま少し飛んで移動しました。
(冒頭は飛翔シーンの1/5倍速スローモーション。)
交尾ペアは更に少し飛んで移動すると、水際に生えた垂直に伸びた枯れ茎に止まり直しました。

♀は腹端を♂の副性器に結合していて、2匹はトンボに特有のハート型の交尾姿勢になっています。(※追記参照)
♀は全体重を♂に預けていて、6本足で♂の腹部にしがみ付いています。
♂は交尾中も頭部をグリグリ動かして周囲を油断なく見回していました。

背後に見える小川には小魚の群れが泳いでいました。


※【追記】
昆虫学者はこれを環状交尾態と呼ぶ。
(『虫たちの謎めく生態:女性ナチュラリストによる新昆虫学』第10章:トンボのタンデム飛行は恋のさやあて p215より引用)



ミヤマアカネ♀♂:側面@交尾:枯茎
ミヤマアカネ♀♂:背面@交尾:枯茎
ミヤマアカネ♀♂@交尾:枯茎・全景

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