2019年9月中旬・午前11:10頃
交尾中のミヤマアカネ♀♂(Sympetrum pedemontanum elatum)が川沿いのコンクリート護岸の斜面に止まっていました。
私が近づこうとすると警戒し、尾繋がりのまま少し飛んで移動しました。
(冒頭は飛翔シーンの1/5倍速スローモーション。)
交尾ペアは更に少し飛んで移動すると、水際に生えた垂直に伸びた枯れ茎に止まり直しました。
♀は腹端を♂の副性器に結合していて、2匹はトンボに特有のハート型の交尾姿勢になっています。(※追記参照)
♀は全体重を♂に預けていて、6本足で♂の腹部にしがみ付いています。
♂は交尾中も頭部をグリグリ動かして周囲を油断なく見回していました。
背後に見える小川には小魚の群れが泳いでいました。
※【追記】
昆虫学者はこれを環状交尾態と呼ぶ。(『虫たちの謎めく生態:女性ナチュラリストによる新昆虫学』第10章:トンボのタンデム飛行は恋のさやあて p215より引用)
0 件のコメント:
コメントを投稿