2020/02/02

アリグモ♂とキンイロエビグモ幼体が出会うと…(蜘蛛)



2019年9月中旬・午後13:10頃

公園の東屋で休憩していると、梁を徘徊するアリグモ♂(Myrmarachne japonica)を見つけました。
梁の下面にぶら下がった体勢でも落ちません。
やがて梁の上面からモルタルの天井裏に跳び移りました。
天井裏を徘徊中にカメムシの幼虫(種名不詳)とニアミスしても、狩りは行わずに離れました。
カメムシも静止していたので、獲物と認識しなかったのかもしれません。
カメムシが天敵の捕食者に対して悪臭の忌避物質を放出したのかもしれませんが、私には悪臭が嗅ぎ取れませんでした。

次にアリグモ♂は東屋の天井裏で別種の徘徊性クモと遭遇しました。
撮影中の私は気づかなかったのですけど、1/5倍速のスローモーションでリプレイしてみると、白っぽい小さなクモが素早く走り去りました。
同定用の写真などは撮っていませんが、なんとなくキンイロエビグモPhilodromus auricomus)の幼体ですかね?
その動きに反応してアリグモ♂は向き直ったものの、追いかけて跳びついて狩ったりしませんでした。
カメムシの幼虫と再会しても、やはり無視しています。
再びキンイロエビグモ幼体?がアリグモ♂の近くを走り去りました。
アリグモ♂が慌てて向き直ったときにはもう間に合いませんでした。
残念ながらアリグモが野外で獲物を狩る瞬間は撮れませんでした。


アリグモ♂(蜘蛛)背面@東屋:梁
アリグモ♂(蜘蛛)側面@東屋:梁
アリグモ♂(蜘蛛)@東屋:モルタル天井

イチジクの熟果を食べるモンスズメバチ♀



2019年9月中旬・午後13:30頃

イチジク(無花果)の庭木でモンスズメバチVespa crabro)のワーカー♀が熟果をかじっていました。

微小のショウジョウバエの一種も甘い匂いに誘われて集まっています。
モンスズメバチ♀が果実上で向きを変えると、ショウジョウバエは距離を取りつつ走って逃げ惑うものの、飛んで逃げることはありませんでした。
モンススメバチがわざわざ微小なショウジョウバエを狩ることはありませんし、いざとなったらスズメバチよりも遥かに敏捷に飛び立つことができるので、ショウジョウバエは余裕綽々です。
どうやら順番待ちをしているようです。

熟果の右上部分(果実の頂点)がまるで樹液酒場のようにプスプスと泡立っているのは、中の果肉が発酵してガスが発生しているのでしょうか?


モンスズメバチ♀@イチジク熟果吸汁

モンスズメバチ♀@イチジク熟果吸汁

2020/02/01

池の岩場でのんびり休むクサガメ♀♂とカルガモの群れ(野鳥)



2019年9月上旬・午後15:25頃


▼前回の記事
池の岩場に集まる生き物の営み【10倍速映像】亀・鯉・鴨

定点観察している蓮池の岩場で、この日はクサガメMauremys reevesii)の♀2匹と♂1匹が甲羅干ししていました。

別の岩には点々と計4羽のカルガモAnas zonorhyncha)が休んでいました。
全て成鳥です。
幼鳥の羽根がようやく生え揃って一人前になったのでしょうか。
今季ここで育った幼鳥を含む家族群だと思うのですが、足環を付けないと個体識別できません。

今季の定点観察記録は以上です。(亀の終見日)
その後は岩場で亀の姿を見かけなくなりました。
後半にミシシッピアカミミガメを見かけなくなったのは、外来種として駆除されたのかな?
亀をただ漫然と眺めていても目の付け所が分からず退屈なので、もう少し亀の生態や行動について勉強(予習)する必要を感じました。


クサガメ♂1♀2@蓮池:岩場+甲羅干し

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