2018/11/21

コガタスズメバチ創設女王が軒下の初期巣に帰巣



コガタスズメバチ初期巣の定点観察2018年#1


2018年6月上旬

民家の軒下の隅にコガタスズメバチVespa analis insularis)の初期巣を見つけました。
古巣跡の横に徳利型の初期巣が吊り下げられています。
巣口の首が未だあまり長くないので、これから防御のために長く伸ばすのでしょう。

下から見上げながら動画を撮っていると、創設女王が外役から戻ってきて徳利型の入口から巣内に入りました。
巣材または獲物を搬入したのかどうか、この映像からは分かりません。

その後しばらく撮り続けても、女王蜂は巣から出てきませんでした。

軒下の角に作られている初期巣を真下から見上げると、巣の断面が円形ではなく、壁に接した2辺が潰れていて歪な形状でした。

巣が天井と壁にしっかり固定されているので、脱落することは無いでしょう。
新しい巣のすぐ横にはコガタスズメバチによる5年前の古巣が剥がれ落ちた跡が天井パネルに残っています。

▼関連記事のまとめ軒下に営巣したコガタスズメバチの定点観察(2013年)
女王蜂はこの古巣痕を目印にして営巣地を選んだのでしょうか?

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

つづく→#2:コガタスズメバチの巣の下に不規則網を張るオオヒメグモ♂(蜘蛛)


コガタスズメバチ初期巣@軒下角
コガタスズメバチ初期巣@軒下角
コガタスズメバチ初期巣@軒下角
コガタスズメバチ創設女王@帰巣(初期巣):軒下角

飛行訓練の後にモミの木で休むチゴハヤブサ幼鳥(野鳥)



2018年8月中旬
▼前回の記事
チゴハヤブサ幼鳥が餌乞い♪する止まり木とスズメバチ(野鳥)


撮影アングルを更に変更しました。
ヒノキの大木の枯れたてっぺんに2羽のチゴハヤブサFalco subbuteo
幼鳥a,bが上下段に別れて止まって休んでいます。
(影で見えにくいのですが、もしかして右側の個体は成鳥ですかね?)

そこへ別の幼鳥2羽c,dが飛来し、止まり木の上空を高速で旋回しました。
1/5倍速のスローモーションで見ると、飛来したのは幼鳥と確認できました。
飛行訓練も兼ねて、遊びで追いかけっこをしているのでしょう。
飛んでいた幼鳥cが近くに生えたモミの大木の樹冠に着陸し、枝渡りで移動しました。
もしかしたらそこにチゴハヤブサの巣があるのかもしれない…と想像するものの、下から見上げてもよく分かりません。

もう1羽の幼鳥dもモミの大木の梢に着地しました。
2羽の幼鳥が相次いで跳び上がって羽ばたき、上の枝へ移動。

モミの樹冠には緑色の大きな球果が上向きに実っていました。

※ チゴハヤブサの特徴が分かりやすいように、動画編集時に彩度を少し上げています。

つづく→チゴハヤブサ幼鳥が止まり木で羽ばたき練習、羽繕い、餌乞い♪(野鳥)


2018/11/20

コンクリートブロック上で身繕いするゴマダラカミキリ



2018年7月中旬

夕方、駐輪所の軒下に置かれたコンクリートブロックの上に意外な珍客を見つけました。
立派なゴマダラカミキリAnoplophora malasiaca)が念入りに身繕いしています。
長い触角を足でしごいて化粧してから、同側の足同士を擦り合わせています。
化粧を済ませると方向転換したので今にも飛び立ちそうな予感がしました。
ところがノソノソと徘徊を始め、駐輪所のトタン壁をよじ登ろうとするもツルツル滑って無様に滑落しました。(滑落シーンは撮り損ね)
近くの柳の木から飛来したのでしょう。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


ゴマダラカミキリ@コンクリートブロック
ゴマダラカミキリ@コンクリートブロック
ゴマダラカミキリ@コンクリートブロック

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