2018/08/30

堤防の流木で遊ぶハシボソガラス幼鳥の兄弟(野鳥)



2018年6月下旬・午後18:05

夕方に河原の堤防でハシボソガラスCorvus corone)の親鳥に幼鳥2羽がつきまとって餌を催促していました。(餌乞い♪)
ところが親鳥は知らんぷり。

給餌してもらえなかった幼鳥は仕方なく、コンクリートブロックの斜面(護岸)に転がっていた流木で遊び始めました。
1羽の幼鳥がまたごうとした流木を偶然に蹴飛ばしてしまい、斜面を転がったことが遊びのきっかけでした。(@0:43)
兄弟(姉妹)の幼鳥2羽が流木を嘴で咥え、軽く引っ張り合って遊びます。
護岸の上部に残った親鳥(成鳥)はこの遊びに参加しないで幼鳥の様子を見守っています。
幼鳥につつかれる度に流木は斜面をどんどん転がり落ちていきます。
物を嘴で啄んだりほじくったりする際は転がらないように足で押さえつける必要があることを幼鳥は学ぶ必要がありますね。
とうとう流木は砂利だらけの地面(河原)にまで到達しました。
転がらなくなった流木に飽きると、近くに落ちていた小枝を拾い上げたり、雑草をむしったりと、カラスの幼鳥は好奇心旺盛で元気いっぱいです。
カラスの遊びを見ているとヒトの幼児の遊びとほとんど変わらぬ知性(精神年齢?)を感じて、いつも微笑ましく思います。

※ 実際は日没前でもっと薄暗いのですが、動画編集時に自動色調補正を施しています。


ハシボソガラス幼鳥2(野鳥)@堤防コンクリートブロック斜面+流木遊び
ハシボソガラス幼鳥2(野鳥)@堤防コンクリートブロック斜面+流木遊び+採食

2018/08/29

クマツヅラの花蜜を吸うモンシロチョウ



2018年7月上旬

平地の用水路沿いの休耕地に咲いたクマツヅラの群落でモンシロチョウPieris rapae)が何頭も訪花していました。
これはなんとも珍しい組み合わせで、初めて見ました。
小さな花から花へ忙しなく飛び回り、翅を閉じたまま吸蜜します。

複数個体を撮影。
花にじっと静止している個体は羽化直後なのかな?

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


モンシロチョウ@クマツヅラ訪花吸蜜
モンシロチョウ@クマツヅラ訪花吸蜜

クマツヅラ花
クマツヅラ群落・全景

【追記】
帰路に現場近くを再訪すると、今度はスジグロシロチョウの仲間、すなわちスジグロシロチョウPieris melete)またはヤマトスジグロシロチョウPieris nesis)が訪花していました。
動画を撮り忘れたのが残念です。

スジグロシロチョウsp@クマツヅラ訪花吸蜜
スジグロシロチョウsp@クマツヅラ訪花吸蜜

用水路の岸から飛ぶノスリの羽ばたき(野鳥)



2018年7月上旬

山麓を流れる農業用水路の中から猛禽類が岸に飛び上がりました。
気づかずに近づいて来る私を警戒したのでしょう。
もしかすると、それまで水路の中で水浴びしたり水を飲んだりしていたのかもしれませんが、撮り損ねて残念でした。
黒っぽい鳥なので、遠目からでは初めカラスかと勘違いしました。
セキレイ類の群れがなぜか猛禽類を恐れずにコンクリートの護岸と水辺を飛んで往復しています。
(ハクセキレイか、それともキセキレイか、遠くて見分けられません。)

慌てて望遠レンズを装着すると(@0:28〜)、猛禽類は用水路の護岸で用心深く辺りをキョロキョロ見回し足で顔を掻きました。
その間にキセキレイ?の小群は飛び去りました。
猛禽類が身を屈めて地面を蹴ると力強く羽ばたいて幅〜250cmの水路を飛び越え対岸へ移動しました。(@1:05)
このとき翼の下面の斑紋からノスリButeo japonicus)とようやく判明しました。

地上に降りているノスリを見るのは珍しいです。
しばらくこちらを見ていたノスリが再び飛び上がり、用水路沿いに生えたアカマツの横枝に止まり直し、身を隠してしまいました。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
飛翔シーンだけ1/5倍速のスローモーションに加工してみたら、なかなかドラマチックな映像になりました。


ノスリ(野鳥)@用水路岸+飛翔
ノスリ(野鳥)@用水路岸

ランダムに記事を読む