高圧線の鉄塔#21でのハシボソガラス営巣記録#8
2017年6月上旬・午後16:40〜16:51
在巣のハシボソガラス(Corvus corone)雛鳥がこの日も羽ばたき練習をしているシーンをまとめてみました。
短時間ですぐに羽ばたきを止めてしまうので、羽ばたき始めてから撮るのでは遅いのです。
愚直に長撮りしていないと、なかなかものにできません。
巣のある高所はどれぐらい風が吹いているのでしょう?
残りの時間は親鳥が給餌に帰ってくるまで、雛は各自でのんびり羽繕いしています。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
つづく→#9:共稼ぎでせっせと巣に通い雛に給餌するハシボソガラス♀♂【野鳥:10倍速映像】
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| 動画を優先したら羽ばたき練習の写真は撮れず |
2016年10月中旬
水辺に咲いたセイタカアワダチソウの群落でギンモンシロウワバ(Macdunnoughia purissima)が訪花していました。
翅を半開きにして羽ばたきながら吸蜜しています。
ホバリング(停空飛翔)とは異なり、訪花中は花穂に足をかけています。
羽ばたきと飛翔シーンを240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1.25〜)
2017年6月中旬
街中を流れる川でカルガモ(Anas zonorhyncha)の親子を見つけました。
1羽の親鳥が10羽の幼鳥を引率して川を泳いでいます。
隊列がしっかりしておらず、常にちょこまかと動き回る幼鳥をカウントするのは大変でした。
カルガモは親鳥が幼鳥に巣外給餌するのではなく、それぞれの幼鳥も自力で採食しています。
岸辺の草の葉に跳びつこうとする幼鳥が微笑ましいですね。
草むらの虫を捕食したのでしょうか。
中洲を離れ川を渡ると対岸へ移動しました。
必ずしも親鳥が先導するとは限らず、雛が先に行くこともありました。
鳴き交わしなどは聞き取れませんでした。
雑草の生えた川岸(中洲)に沿って上流へ遊泳しながら採餌しています。
幼鳥のために、なるべく水深の浅いところを選んで遊泳しているのかもしれません。
堤防から撮影している私を警戒して、なるべく離れた所に集まっているだけかな?
ところで、2年前に撮影したカルガモは計15羽の幼鳥を引率していました。
▼関連記事
川面を逃げ、採食するカルガモの親子(野鳥)
『日本動物大百科3鳥類I』p73によると、カルガモの一腹卵数は7~9らしい。
wikipediaの記述では、「亜種カルガモは10-12個の卵を産む」。
だとすれば、10羽ならまだしも15羽の幼鳥を引き連れていた親鳥は、血縁関係がない子も引き受けて養育していたのか?という疑念を抱いてしまいます。
親鳥が育児を押し付け合ったり(托卵ならぬ托雛)、共同で保育するのでしょうか?
実は親鳥同士に血縁関係があって、親戚の子を預かって交代で面倒を見ているようなものでしょうか?
カモの雛と言えば有名な刷り込み(インプリンティング)現象があるはずなので、幼鳥が実の親鳥以外の成鳥にもついて行ってしまうのは考えにくい気がします。
それとも15羽の幼鳥というのは、たままた多産な例外を見ていたのかもしれません。
何はともあれ、孵化から巣立ちするまでの育雛を自分の目で観察してみたいものです。