2017年1月上旬
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屋根で脱糞するダイサギa(冬の野鳥)
川から飛び立ち民家の屋根に避難したダイサギ(Ardea alba)を更にしつこく撮影すると、屋根の大棟で仁王立ちしながら何度か欠伸をしました。
やがて左足を持ち上げ、体に引きつけると完全に片足立ちになりました。
警戒を解いてリラックスすると、サギ類は冷えた足を一本ずつ温めたり筋肉を休めたりするのでしょう。
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一向に飛び立つ気配がないので私はその場を立ち去りましたが、振り返ってみても未だ同じ姿勢で屋根から川を見下ろしていました。
この個体はつい先程、冷たい川の中で脚をガクガク上下に揺すりながら歩き回り、長時間魚を探していました。
▼関連記事ダイサギのそのようなぎこちない歩行を見たことのなかった私は、てっきり振戦など病的な神経症状なのかと初めは疑ってしまいました。
足踏みで川魚を追い出し捕食するダイサギa(冬の野鳥)
気になって同一個体を連続観察してみると、ひとたび川から出れば陸上では脚の貧乏ゆすりは消失しました。
飛翔や排泄だけでなく、平衡感覚が要求される片足立ちもいたって正常でした。
(欲を言えば、比較のために陸上での歩行シーンを見届けたかったのです。)
したがって、歩行異常ではなくて、どうやら川底に隠れている魚を追い出して効率的に捕食するための作戦なのだろうと判明。
更に駄目押しとして、同じ日に同じ流域で別個体のダイサギでも同様の足踏み魚探行動が見られたので、別に珍しいことではないことが分かりました。(映像公開予定)
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。