前回の記事:▶ 根曲がり巣穴に潜り込んで虫を捕食しようと奮闘するホンドタヌキ【トレイルカメラ:暗視映像】
2023年12月中旬
シーン0:12/11・午後14:11・くもり(@0:00〜)
平地のスギ防風林で根こそぎ風倒したスギと一緒に巻き添えを食って倒れた隣の幼木(樹種不明の落葉性広葉樹)が、捻じくれながらもしぶとく育ちました。
毎年冬に繰り返される積雪の重みで「根曲がり」の樹形となったのです。
自動センサーカメラで「根曲がり巣穴」を監視すると、ニホンイタチ(Mustela itatsi)が住んでいることが最近分かりました。
この時期にホンドタヌキ(Nyctereutes viverrinus)が登場したシーンを以下にまとめてみました。
地表付近に伸びたツルウメモドキの赤い実が見えます。
これを食べに来る生き物がいるのではないかと期待しています。
シーン1:12/13・午後16:47・小雨(@0:04〜)日の入り時刻は午後16:23。
日没後でもう真っ暗な晩に小雨がぱらついています。
奥の獣道を右から来たらしいタヌキが手前に来ようとして、見慣れないトレイルカメラに気づくと立ち止まって警戒しました。
根曲がり巣穴の中に入りたそうにしていたのですが、カメラを警戒して逃げ出し、元来た獣道を引き返してしまいました。
シーン2:12/14・午後16:56(@0:33〜)日の入り時刻は午後16:24
翌日も日没後の晩にタヌキがやって来ました。
奥の獣道を左から右へ通り過ぎてからしばらくすると、右下から再登場。
おそらく同一個体が回り込んで戻ってきたのではないかと思います。
もし別個体だとすれば、♀♂ペアで行動しているようです。
(タヌキの個体識別ができていません。)
【考察】
この時点ではまだ巣穴の主が誰か分からず、タヌキかもしれないと思っていました。
根雪が積もると、ニホンイタチが越冬していることが分かりました。
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