2023年3月下旬・午後16:05頃・くもり
上昇気流に乗って小さく旋回しながら必死で逃げるノスリに対して、カラスがしつこく何度も襲いかかります。
ノスリよりも小回りの利くハシボソガラスは、空中戦の定石通りノスリの上に位置取りしてから攻撃を加えています。
ノスリが上昇気流に乗って高く舞い上がるのを邪魔しているのでしょうか?
敵の真上から嘴や足の爪を使って襲えば、反撃されるリスクは低いです。
ノスリが空中でクルッと反転して鉤爪を上に向けてカラスに反撃(牽制)するか?と期待したものの、今回の個体は黙って(鳴かずに)右へ左へ旋回してカラスの攻撃を回避するだけでした。
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強風による風切り音のせいなのか、空中戦の最中にノスリやカラスの鳴き声は聞き取れませんでした。
ようやくノスリがハシボソガラスの縄張りから離脱し、無事に逃げ延びました。
カラスも深追いすることはありません。
ハシボソガラスの単独モビング行動を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@1:10〜)
スローモーションで見直すとカラスはノスリに対して実際に接触を伴う攻撃は加えておらず、迫真の威嚇だけでした。
周囲の雪解け田んぼからはコハクチョウの大群が採食しながら鳴き交わす声が聞こえます。
餌場の上空をノスリが飛んでも白鳥は無頓着で、逃げ惑うどころかのんびり採食を続けています。
繁殖期で気が立っていてもハシボソガラスは白鳥に対しては寛容で、モビングすることは一度もありませんでした。
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