2022年12月上旬・午前11:30頃・くもり
初雪が降った翌日に長靴を履いて里山に登りました。
この日は地図にも載っていない新しいルートを開拓します。
ふくらはぎが攣りそうになりながら急峻な山道を息せき切って登っていると、ホンドタヌキ(Nyctereutes viverrinus)の溜め糞場pを新たに見つけました。
山道(尾根道の枝)の地面には広葉樹の落ち葉やスギ落枝が散乱しています。
その落葉の上に新鮮な糞塊が大量に残されていました。
これまで私が見てきた溜め糞の中でも最大クラスです。
気温の低い冬はもう糞虫などの活動が無いので獣糞は分解されなくなり、溜め糞は溜まる一方です。
寒くてハエすらも一匹も来ていませんでした。
平坦な場所ではタヌキの溜め糞はこんもりとした山状の糞塊になります。
一方ここでは細い山道に沿ってかなり広範囲に溜め糞が形成されているのは、地形(急坂)のせいと思われます。
タヌキも急斜面の山道で排便姿勢を保つのが大変なのでしょう。
イヌは排便の際に南北方向を向くらしいのですが、好みの方角を向くよりも排便中にバランスを崩して急斜面から転げ落ちないようにすることが大事です。
本当にタヌキが排便に通っていることを証明するために当然トレイルカメラで監視したいところですが、どうにも設置しにくい場所なので後回しになっています。
地面には前日に降った初雪が所々にうっすらと残っています。
周囲のスギ植林地の枝葉がうっすらと雪化粧しています。
山道をもう少し登ると雑木林に移行します。
根雪が積もってもタヌキは険しい雪山の溜め糞場pに通ってくるのでしょうか?
こんな急斜面では雪崩が多発しそうです。
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