2021年11月上旬・午後14:10頃・晴れ
前回の記事:▶ 川の水を浴び羽繕いするオナガガモ♀(野鳥)よく晴れた午後に川のあちこちでオナガガモ(Anas acuta)の群れが次々と水浴を始めました。
どの個体を撮るべきか目移りしてしまいます。
今回の動画は♂の水浴シーンをまとめてみました。
水浴びに続けて羽根の水気を切り、次に羽繕いを行います。
それを1セットとして何度も繰り返します。
羽繕いで抜け落ちた羽毛が水面に流されて行きます。(@0:30)
水浴の合間に小声で鳴くことがありました。
激しく水飛沫を上げながら翼を水面に叩きつけ、後半は上半身を上に伸ばしました。
頭を水中に突っ込み、次に頭を上げると左右に振ります。
その間は翼で水面を叩き続けています。
立ち泳ぎしながら激しく羽ばたき、羽根の水気を切ります。
ようやく落ち着くと、川面で尾羽を左右に振り振りしています。
オナガガモ♂の行水を240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@2:47〜)
この個体は、♂エクリプス羽から生殖羽に移行中の個体だと思います。
水浴後は立ち(泳ぎし)ながら激しく羽ばたいて伸び上がり、羽根の水気を切ります。
水浴が一通り終わるといつも尾羽を左右に振るのがなんとも可愛らしいです。
最後は♂エクリプスの水浴シーンのハイスピード動画です。(@7:27〜)
以前の私なら、この個体は♀と見なしていました。
決定版『日本のカモ識別図鑑』とじっくり見比べると、エクリプス羽の♂と判明しました。
この図鑑は副題に「日本産カモの全羽衣をイラストと写真で詳述」とあるように、私でもかなり細かく見分けられるようになりました。
それと同時に、カモ観察の奥深さが分かってきました。
今後オナガガモの行動の解釈が捗りそうです。
他には、♂幼羽から第1回生殖羽に移行中の個体も混じっています。
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