2019年9月中旬・午後14:40頃
川岸近くに咲いた見慣れないマメ科植物の群落で、おそらくヤマトツヤハナバチ♀(Ceratina japonica)と思われるハナバチが訪花していました。
赤紫色の蝶形花に正当訪花を繰り返し、吸蜜しています。
脚が黒く、頭楯が黒地に小さな黄紋なので、♀ですね。
花から飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:45〜)
隣の花にはわざわざ飛び立たずに歩いて移動することもありました。
離陸直後の急旋回も披露してくれました。
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ハルジオンの花で採餌するヤマトツヤハナバチ♀
ヤマトツヤハナバチ?@アカバナメドハギ訪花吸蜜 |
ヤマトツヤハナバチ?@アカバナメドハギ訪花吸蜜 |
撮影後、訪花中にニアミスした2匹の小競り合いを目撃しました。
同定のため、捕虫網を振って1匹を採集しました。
ただし、動画に登場したのとは別個体かもしれません。
以下は標本の写真。(掲載予定)
参考:ヤマトツヤハナバチ@『日本産ハナバチ図鑑』p350
さて、このマメ科植物の正体は何でしょう?
素人目には花が白いメドハギと似ているものの、花弁の紫が濃い点が気になります。
メドハギがこんなに濃い紫の花を咲かせることはあるのかな? (例えば土壌のpHによって花の色が変わるとか?)
それとも別種なのでしょうか?
少し調べてみると、アカバナメドハギという帰化植物が知られているそうです。
植物関係の掲示板で問い合わせたところ、候補としてハイメドハギや「メドハギとシベリアメドハギとの雑種」が挙げられ、花色は変異が大きいのだそうです。
メドハギの仲間もなかなか奥が深いのですね。
今回は花全体のスナップショットしか撮っておらず、細かい部分を接写していませんでした。
もし来年も同じ場所に咲いたら、詳しく検討してみようと思います。
今回は暫定的にアカバナメドハギ?としておきます。
参考サイト:マメ科ハギ属 Lespedeza の メドハギ類の図入り検索表
アカバナメドハギ?花 |
アカバナメドハギ?花・全景 |
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