2020/02/20

シマヘビ幼蛇の威嚇



2019年9月下旬・午後14:00・晴れ

川沿いのコンクリート護岸の上にじっと横たわっているヘビを発見。
一瞬、マムシと見間違えて焦りましたが、よく見るとシマヘビElaphe quadrivirgata)の幼蛇でした。
おそらく幼蛇の期間は毒蛇にベーツ擬態しているのでしょう。

舌も出し入れしていない静止状態で日光浴しています。
私が近づいても身動きしないので、死骸なのかと疑い始めました。
拾った棒で幼蛇の胴体の中央部に軽く触れると、鎌首をもたげて棒に向き直りました。
舌を素早く出し入れして、周囲の空気の匂いを嗅いでいます。

尾端を左右に細かく震わせているのは威嚇行動なのだそうです。
このときガラガラヘビのような威嚇音を発したかどうか気になりますが、川の水音で聞きとれませんでした。

再び棒で体に触れると、噛み付いて反撃したりせずに慌てて逃げ出しました。
蛇行する体表の模様が「まだらの紐」のようで美しいですね。
舌を出し入れしながら、コンクリート護岸の段差を難なく乗り越えると、草むらに姿を消しました。


・(シマヘビの)幼蛇は体色が淡黄色。縦縞はないか不鮮明で、赤褐色の横縞が入る。
・危険を感じると尾を激しく振るわせ、地面を叩いて威嚇する。 (wikipediaより引用)


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