2019年6月中旬
川沿いの民家の花壇に咲いたキリンソウの群落で見慣れない金色のハエが訪花していました。
腹背に走る黒い縦縞が目立ちます。
外見を蜂に似せたベーツ型擬態なのかな?(少なくとも私は一瞬、騙されました。)
花から花へ歩き回りながらかなり長時間、吸蜜していました。
花粉も一緒に舐めているのかもしれません。
ときどき飛び立つと、隣の群落へ移動して吸蜜を続けます。
横向きになると、口吻を伸縮する動きがよく分かります。
川沿いということもあって風が強く、最後は突風に吹き飛ばされるように飛んで居なくなりました。
撮影後に採集するつもりだったのに残念でした。
気を取り直してインターネットで調べてみると、ヤドリバエ科のセスジナガハリバエ(Dexia flavipes)と判明しました。
甲虫のコフキコガネ属の幼虫に寄生して育つのだそうです。
ニクバエの一種およびクロヤマアリのワーカー♀もキリンソウに訪花していました。
黒いニクバエの一種は両脚を擦り合わせて身繕いしていましたが、蟻が近寄ったら素早く避けました。
セスジナガハリバエ:背面@キリンソウ訪花吸蜜 |
セスジナガハリバエ:背面@キリンソウ訪花吸蜜 |
セスジナガハリバエ:側面@キリンソウ訪花吸蜜 |
キリンソウ花・全景 |
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