2019/05/06

セグロセキレイ♂とハクセキレイ♀が出会う夕方の河原(野鳥)



2018年10月下旬・午後16:15頃

夕方の河原で1羽のセグロセキレイ♂(Motacilla grandis)が石の上で羽繕いしていました。
足元の石に嘴を盛んに擦り付けています。
私のフィールドで見かけるセキレイ類の中では、ハクセキレイが優占種です。
対岸でやや遠いのですが、私にとってセグロセキレイはちょっと珍しいので、何をしていても興味を持って注目してしまいます。
やがてセグロセキレイ♂が石の上で白い糞を排泄しました。(@1:07)

そこへ1羽のハクセキレイ♀(Motacilla alba lugens
が飛来し、近く(画面右下)の石の上に着陸しました。(@1:56)
ハクセキレイ♀も同様に石の上で羽繕いしたり、河原を探餌徘徊したりしています。

2種のセキレイが微妙な距離を保ちつつ、互いに縄張り争い(排斥行動)しないのが不思議でした。
数分前には同じ河原でハクセキレイがカワラヒワを追い払っていたのに、
ニッチが近いはずのセグロセキレイに対しては対応がまるで違います。
▼関連記事
河原でカワラヒワと縄張り争いするハクセキレイの群れ(野鳥)

セグロセキレイ♂が川床から垂直に伸びている小枝(流木?)の天辺に跳び乗ったのは、ハクセキレイに対して少しでも優位性を示すためなのですかね?(@2:05)
その小枝の上でセグロセキレイ♂は念入りに羽繕いを続けます。
一方ハクセキレイ♀は「お山の大将ごっこ」のように一段高い
その小枝(戦略拠点?)を奪還しようとしないので、私の考えすぎでしょう。

集団塒でハクセキレイとセグロセキレイが混群を形成しているのを見たことがあります。
夕方の塒入りの時刻が近づくと、互いに縄張り争いをする衝動(縄張り意識)が薄れてくるのかもしれません。

嘴の動きを見ると、セグロセキレイ♂は止まり木で頻りに鳴いているようですが、遠くてよく聞き取れません。
再び止まり木から脱糞しました。(@3:19)
最後は別々の方向に飛び去りました。(ハクセキレイが先に動いた)


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