2017年8月上旬
市街地の空き地が草ぼうぼうの原っぱになっています。
そこで一羽のカワラヒワ(Carduelis sinica)がアキノノゲシの細い茎に足で器用に掴まり、実を喋んでいました。
綿毛の付いた種子だけでなく、もう少し若い実を主に食べています。
風が吹いて茎が激しく揺れても平気で食事を続けていました。
敷地を囲む金網のフェンスの隙間に止まって、横に生えたアキノノゲシの実を啄むこともありました。
白い花が咲いているヒメジョオンの茎に止まっても、食べているのは隣に生えたアキノノゲシの実でした。
種子食性のカワラヒワの面目躍如です。
数日前にテレビ番組「鉄腕!DASH!」にて、家庭菜園のカブの種子を食べに来たカワラヒワの生態映像を見たばかりだったので、とてもタイムリーでした。
救急車がサイレンを鳴らしながら近くを通りかかってもカワラヒワは逃げませんでした。
どうやらフェンスに囲まれていればヒトは入って来られず安全だと知っているようです。
原っぱ全体を見渡しても花が全て咲き終わった後なので、その場ではキク科植物としか分かりませんでした。
数日後に現場へ戻り一株を丸ごと採集し、持ち帰って検討したところ、アキノノゲシと判明。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
アキノノゲシ実・全景 |
アキノノゲシ葉 |
アキノノゲシ実 |
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