2016年6月上旬
虫瘤ナラメリンゴフシの定点観察記録#1
山間部の道端に生えたミズナラの幼木で枝先に大きな虫こぶ(虫えい、虫瘤)を見つけました。
大きさはピンポン球ぐらいで表面はやや桃色に色づいて張りがあり、上部は割れていました。
帰ってから調べてみると、虫こぶの名前はナラメリンゴフシと判明。
ナラメリンゴタマバチ(Biorhiza nawai)の両性世代がナラ類の芽に形成した虫こぶらしい。
『昆虫コレクション』p67によると、
(ナラメリンゴフシは)日の当たるところは赤くなり、よく目立つ。
虫こぶを採集して飼育してみようか、切って中を調べてみようか、しばし悩みました。
私が枝を切ってしまうと水揚げに失敗するリスクがあります。
もし枝が枯れると虫こぶの成長が止まってしまうのか、中のタマバチも死んでしまうのかどうか、知識がうろ覚えで分からなかったのです。
色々と忙しくて手が回らないので、このまま現場に残して通りかかる度に定点観察してみることにしました。
つづく→#2:ナラメリンゴタマバチの羽化?
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