2016/05/12

♀♀成虫間で栄養交換するコロニー末期のキアシナガバチ



2015年10月上旬

キアシナガバチ巣の定点観察@軒下#6


巣に残っているキアシナガバチPolistes rothneyi)成虫の数がかなり減ってきました。
ワーカーが寿命で死んだり、新女王が次々に巣立ったりしているのでしょう。

巣盤を時計に見立てると、9時の位置で成虫♀♀同士が口づけを交わし栄養交換を始めました。
すると近くに居た♀が更に2匹集まってきて餌を催促します。
餌の肉団子を持ち帰ってくれるワーカーの数が不足するようになり、ひどく空腹なのかもしれません。
激しい優位行動のようにも見えますが、性格が穏健な新女王が多いコロニー末期では、その可能性は低いと思います。

巣盤右上(2時の位置)では雄蜂♂(顔が白く、長い触角の先がカールしている)が身繕いしています。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

つづく→#7


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