2015年10月上旬・夜21:20頃
キイロスズメバチ巣の定点観察#2
前回の観察から4日後の夜、軒下を見に行くとキイロスズメバチ(Vespa simillima xanthoptera)の巣は寝静まっていました。
赤外線の暗視カメラで撮ると、巣口横の外被に3匹の蜂が静止しています。
その全員が頭を巣口に向けています。
当然ながら夏の暑さも過ぎたこの時期に、扇風行動はやりません。
モンスズメバチとは異なり、昼行性のキイロスズメバチは夜間活動しません。
ストロボを焚いて撮った写真を見直すと、数匹の蜂が自らの体で巣口に栓をするように塞いでいます。
門衛なのでしょう。
キイロスズメバチがこれほど警戒している夜行性の仮想敵は一体何でしょうか?
写真を見る限り、雄蜂の姿はありませんでした。
門限を破って帰宅が遅くなってしまったワーカー♀が巣に入れてもらえずに、巣口の横で泣きながら夜明かししているのだろうか?と擬人化したお笑い妄想を膨らませてしまいました。
巣の中は寝苦しいから涼しい外で寝るほうが好きだという暑がりの蜂がいたりして…?
映像の冒頭で巣の右横にある垂木を謎の黒い昆虫が歩いて巣に接近しているのが目を引きました。(画面右から登場)
コガタスズメバチの巣の外被に潜んでいたゴキブリを思い出して興味深く思いました。
謎の虫はすぐ死角に隠れてしまった上に、この営巣地は高所過ぎて、果たしてゴキブリなのかどうかよく見えませんでした。
なんとなく、長い触角を持つカマドウマのような気もします(自信なし)。
それに応じて外被上左下のキイロスズメバチ♀個体が覚醒し触角を動かしました。
※ 前半のみ動画編集時に自動色調補正を施してあります。
つづく→#3:巣の外被を増築するキイロスズメバチ♀【微速度撮影】
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