発信機(首輪)付きのニホンザル♂@アカマツ樹上
2013年9月上旬
里山で野生ニホンザル(Macaca fuscata)の群れに遭遇。
血色の良い大きな睾丸が目立つ♂成獣がアカマツの樹上で独り毛繕いしていました。
よく見ると、首輪に発信機を付けています。
アカマツの高木からスルスルと身軽に下りて、群れと一緒に雑木林を遊動し始めました。
猿害対策として、この山域のニホンザルでは群れごとに何頭か首輪を付けられているようです。
♂で首輪を付けている個体は初見です。
いわゆるボス猿(α♂)なのでしょうか?
ニホンザルは母系社会なので、♂は遅かれ早かれ群れを離れてしまいます。
一方♀は生まれた群れに生涯残ります。
従って、群れの動きを知るためには♀に発信機を付けるのが得策だと思っていました。
それでもあえて♂の遊動域を調査しているのかもしれません。
あるいは、捕獲できた猿を性別問わずに発信機を付けて放獣する方針なのかもしれません。
つづく
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