2012/09/23
桑の実を食すハイイロハネカクシ
おかげさまで、このブログで記念すべき2000本目の記事になります。
2012年7月中旬
林道横に生えたヤマグワの木に謎の甲虫が飛来しました。
桑の枝の手前でしばらくホバリングしてから着陸。
ハネカクシの一種でした。
(映像はここから。)
黒く熟した実を採食し始めたものの、風で揺れるし木陰で薄暗いし非常に撮りにくいです。
ハネカクシは熟した桑の実を口にすると、葉柄を少し登って枝上で身繕い。桑の実をガードしているかのように、その場から離れようとしません。
(ガードするシーンは退屈なので大幅にカット。)
興味深いことに、すぐ隣にある白カビ病変?の実には興味を示しません。
別の新鮮な黒い実をもぎ取り、試しにハネカクシの目の前に差し出してやると喜んで乗り移ってきました。
そっと地面に置いて、ようやく落ち着いて接写できました。
噛む口器であることがよく分かります。
触角を舐めてお手入れ。
ところが地面を徘徊中の小さなクロアリ(種名不詳)が甘い桑の実を発見し、ハネカクシと争いになりました。
蟻に噛まれて逃げたハネカクシはうろうろするも、逆側から摂食再開。
しかしアリにまた襲われて退散。
ハネカクシ科のことは全然知りません。
ネット検索で少し調べた限りでは、ハイイロハネカクシ(Eucibdelus japonicus)と似ている気がします。
(参考リンクはこれとかこれ。)
虫我像掲示板にて蛾LOVEさんに確認してもらいました。
余談ですが、最近は田舎の子供でも桑の実やキイチゴの味を知らないのか、通学路の横でも実がそのままに残っていて寂しく思います。
少子化のせいかもしれません。
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