2012年2月中旬・気温10℃
杉を植林した斜面の林縁を野生ニホンザル(Macaca fuscata fuscata)の群れが次々に登って来ます。
群れに近づこうと撮影の合間に私が少しずつ前進したので、警戒した猿たちが雪の絶壁直登ルートから林縁ルートに変更したのかもしれません。
沢の奥の広場を経由して小群が遊動を始めました。
子猿が高い枝から身軽に飛び降りました(@0:12)。
すごい跳躍力ですね!
白毛の猿もいます。
周りは銀世界ですけど、白猿も完全な保護色とは言い難いようです。
斜面の途中を切り開いて作られた林道をサルが続々と横切ります。
遊動中に一頭が別の個体に背後から近づきマウントしました(@2:00、 3:13)。
遠くて性別まで見分けられませんが、
wikipediaによると、「繁殖形態は胎生。主に秋季から冬季にかけて交尾を行い、妊娠期間は161-186日。春季から夏季に1回に1頭(まれに2頭)の幼獣を2-3年に1回産む。」
高崎山のニホンザルは11月から3月までが交尾期です。
(『サルの子どもは立派に育つ:生態観察30年の記録』p36より)
ときどき左手の谷から猿がギャーギャー騒ぐ鳴き声が聞こえてきます。
一ヶ月前に平地の雪原(田んぼ)や車道を遊動していたニホンザルの群れとは違い、傾斜のきつい山中では子猿も母猿におんぶせず自力で歩いて付いくようです。
群れの中には首輪を付けた猿が少なくとも2頭、映像に写っていたような気がしました(@5:30、 7:48)。
遠いので私の眼の錯覚かもしれません。
(つづく→「ニホンザル群れのラッセル跡と糞@雪山」)
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