2025/09/13

アンズの落果には目もくれず走り去るホンドテン【トレイルカメラ】

 

2024年7月上旬 

シーン0:7/5・午後15:20・晴れ(@0:00〜) 
明るい昼間にたまたま撮れた現場の状況です。 
アンズ(杏)の木の下に散乱していた落果を拾い集めて1箇所にまとめ、監視カメラを設置してみました。 


シーン1:7/8・午前5:10・日の出時刻は午前4:21(@0:06〜) 
早朝に夏毛のホンドテンMartes melampus melampus)が走って横切りました。 
1/3倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:15〜) 
意外にも、テンはアンズ落果の山に興味を示さずに素通りしています。 
たまたま何か急ぐ用事があったのでしょうか?
それともアミグダリン(青酸配糖体の毒)による青酸中毒を恐れたテンが、アンズの落果がまだ完熟していないことを人目で見抜いたのかな?
しかし、その後監視を続けてもテンはアンズの落果を食べてくれませんでした。

本当はアンズの樹上に実った状態の果実を食べに来る野生動物を観察したかったのですが、夏の時期は葉が生い茂っているためトレイルカメラ1台では撮影しにくいのです。 
次善の策として、落果を餌として使いました。 
ホンドテンは木登りが得意ですから、アンズの木に登って熟果を自分で選んで食べるのかもしれません。 



※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

ナンテンの花粉を集めて回るクマバチ♀の羽ばたき【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2024年7月上旬・午後14:40頃・晴れ 

田園地帯の農道と民家の庭との境界に植栽されたナンテンキムネクマバチ♀(Xylocopa appendiculata circumvolans)が訪花していました。 
耳を澄ますと、重低音の羽音がかすかに聞こえます。 

関連記事(2年前の撮影)▶ ナンテンの花で採餌するクマバチ♀


蜂の動きがあまりにも忙しないので、240-fpsのハイスピード動画に切り替えました。(@0:23〜) 
訪花中の蜂が触れると、ナンテンの白い花弁が次々と散ってしまいます。 
吸蜜するクマバチ♀をよく見ると、後脚の花粉籠に薄っすらと黄色い花粉団子を付けていました。 
飛びながら空中で後脚を互いに擦り合わせています。 
体毛に付着した花粉をまとめて、花粉籠に移しているのです。 
後脚の花粉籠に黄色い花粉団子がうっすらと付着しています。 
花粉籠があることと、顔の頭楯が黒いことからも、♀と分かります。

ところで、ナンテンの若葉や茎は夏でも赤いのですね。

2025/09/12

ニホンアナグマの母親が夜の巣外で居眠りしている間に餌を探し回る幼獣【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2024年7月上旬・午後20:12・気温28℃ 

ニホンアナグマMeles anakuma)の母親♀がお気に入りの休息場所(ミズキの木の下)で横たわり、1匹の幼獣がまとわりついています。 
その幼獣も母親♀から離れると、営巣地(セット)をうろつき始めました。 
他にも少なくとも2頭の幼獣がばらばらに二次林の中で餌を探し歩いています。 
(4頭目の幼獣は、どこかカメラの死角にいるようです。) 

育児にもだいぶ手がかからなくなり、母親♀は寝転んだまま目を閉じてうたた寝を始めました。 
しかし、完全に寝落ちするまえに目を覚まし、周囲を見回しました。 


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